緑化ネットワーク 平成14年度事業報告

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    緑化ネットワーク
    平成14年度事業報告
    平成14年度非営利活動事業報告書
    ●総括
    緑化隊派遣に関しては、2001年秋以来の国際情勢の影響を、また砂漠緑化・砂漠化防止事業に関しては、干ばつの影響を受けたものの、平成14年度は緑化事業、緑化隊派遣事業とも比較的順調に伸張。また、各事業ともそれぞれ新たな取り組みに挑戦し、質的な向上にも努めた。組織面 では、会員数の増加に加え、緑化隊の参加者による同窓組織の立ち上げなど支援者の拡大・定着化を図った。財政にも余裕ができ、設立3年目にしてようやく人件費を滞ることなく支給することができた。しかし、安定・継続的な運営を図るためには会員数、協力団体、緑化隊参加者、組織・財政全てに於いて十分とは言えず、引き続き一層の拡充を図る必要がある。
    ●実施事業
    1、 砂漠緑化・砂漠化防止(ユニット植林)事業
    昨年度の寒波に続き、今年度は干ばつに見まわれたホルチンであったが、比較的堅調な活着率を残すことができた。植林規模は昨年並みだが、植樹樹種は9種類と大幅に増加。ポプラやマツなど主要樹種は安定した活着を残すことができた。さらに今年より、NTTグループ各企業労組のご協力をいただき、新たに3番目の植林地での事業開始。また、郵政事業庁国際ボランティア貯金の支給を受け、モンゲンダバ農場に於いて、従来の砂漠緑化を目的とする植林にくわえ、地元民の収入増のための商品作物の植樹(経済植林)を開始した。
    新規着工ユニット
    ユニット名 植林地 ユニット数(面積) オーナー 植林本数 アミダの森 瓦房 36(118.8ha) アミダの森事務局 356,000 成立高校の森 瓦房 1 ( 3.3ha) 私立成立高校 6,450 イデキューの森 瓦房 1 ( 1.0ha) (株)イデキュー 2,000 荏原製作所の森 瓦房 1 ( 1.0ha) (株)荏原製作所 1,850 Timberlandの森 モンゲンダバ 13 (13.0ha) ティンバーランドジャパン(株) 124,300 西山の森 モンゲンダバ 7(7ha) 西山浄土宗ボランティアの会 25,500 ソフトエイジの森 モンゲンダバ 1 ( 1.0ha) (株)ソフトエイジ 1,000 ボランティア貯金の森 モンゲンダバ 10 ( 10.0ha) 郵政事業庁国際ボランティア貯金 100,000 コムウェア21世紀の森 ハトゥタラ 1 ( 1.0ha) NTTコムウェア労組本部 3,450 NTTドコモ労組本部の森 ハトゥタラ 1 ( 1.0ha) NTTドコモ労組本部 3,350 NTTデータ労組本部の森(仮称) ハトゥタラ 1 ( 1.0ha) NTTデータ労組本部 3,450 緑化隊の森 瓦房 ※1 7,219 昨年度ユニット補職 17,750 合 計※2 73(158.1ha) 568,968 ※1、昨年度にユニット枠を設定。面積は一昨年植林分に算入。本数のみ当該年度に算入
    ※2、昨年度ユニット補植分を含む
     
    環境保全植林成績
    樹種 植樹本数 活着率 活着本数 特徴 ポプラ 153,918 78.3% 120,446 高木。成長が早く防砂効果高いが樹齢短く、蒸発も激しい マツ 35,350 79.7% 28,185 高木。成長遅いが樹齢長く蒸発も緩やか。 ヤナギ 4,300 91.5% 3,935 高木。地元に自生する。実生から発芽する事も多い。 エンジュ 1,200 47.7% 572 灌木。高木の補助。 カエデ 24,400 52.5% 12,810 灌木。高木の補助。現地

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    資料の原本内容

    緑化ネットワーク
    平成14年度事業報告
    平成14年度非営利活動事業報告書
    ●総括
    緑化隊派遣に関しては、2001年秋以来の国際情勢の影響を、また砂漠緑化・砂漠化防止事業に関しては、干ばつの影響を受けたものの、平成14年度は緑化事業、緑化隊派遣事業とも比較的順調に伸張。また、各事業ともそれぞれ新たな取り組みに挑戦し、質的な向上にも努めた。組織面 では、会員数の増加に加え、緑化隊の参加者による同窓組織の立ち上げなど支援者の拡大・定着化を図った。財政にも余裕ができ、設立3年目にしてようやく人件費を滞ることなく支給することができた。しかし、安定・継続的な運営を図るためには会員数、協力団体、緑化隊参加者、組織・財政全てに於いて十分とは言えず、引き続き一層の拡充を図る必要がある。
    ●実施事業
    1、 砂漠緑化・砂漠化防止(ユニット植林)事業
    昨年度の寒波に続き、今年度は干ばつに見まわれたホルチンであったが、比較的堅調な活着率を残すことができた。植林規模は昨年並みだが、植樹樹種は9種類と大幅に増加。ポプラやマツなど主要樹種は安定した活着を残すことができた。さらに今年より、NTTグループ各企業労組のご協力をいただき、新たに3番目の植林地での事業開始。また、郵政事業庁国際ボランティア貯金の支給を受け、モンゲンダバ農場に於いて、従来の砂漠緑化を目的とする植林にくわえ、地元民の収入増のための商品作物の植樹(経済植林)を開始した。
    新規着工ユニット
    ユニット名 植林地 ユニット数(面積) オーナー 植林本数 アミダの森 瓦房 36(118.8ha) アミダの森事務局 356,000 成立高校の森 瓦房 1 ( 3.3ha) 私立成立高校 6,450 イデキューの森 瓦房 1 ( 1.0ha) (株)イデキュー 2,000 荏原製作所の森 瓦房 1 ( 1.0ha) (株)荏原製作所 1,850 Timberlandの森 モンゲンダバ 13 (13.0ha) ティンバーランドジャパン(株) 124,300 西山の森 モンゲンダバ 7(7ha) 西山浄土宗ボランティアの会 25,500 ソフトエイジの森 モンゲンダバ 1 ( 1.0ha) (株)ソフトエイジ 1,000 ボランティア貯金の森 モンゲンダバ 10 ( 10.0ha) 郵政事業庁国際ボランティア貯金 100,000 コムウェア21世紀の森 ハトゥタラ 1 ( 1.0ha) NTTコムウェア労組本部 3,450 NTTドコモ労組本部の森 ハトゥタラ 1 ( 1.0ha) NTTドコモ労組本部 3,350 NTTデータ労組本部の森(仮称) ハトゥタラ 1 ( 1.0ha) NTTデータ労組本部 3,450 緑化隊の森 瓦房 ※1 7,219 昨年度ユニット補職 17,750 合 計※2 73(158.1ha) 568,968 ※1、昨年度にユニット枠を設定。面積は一昨年植林分に算入。本数のみ当該年度に算入
    ※2、昨年度ユニット補植分を含む
     
    環境保全植林成績
    樹種 植樹本数 活着率 活着本数 特徴 ポプラ 153,918 78.3% 120,446 高木。成長が早く防砂効果高いが樹齢短く、蒸発も激しい マツ 35,350 79.7% 28,185 高木。成長遅いが樹齢長く蒸発も緩やか。 ヤナギ 4,300 91.5% 3,935 高木。地元に自生する。実生から発芽する事も多い。 エンジュ 1,200 47.7% 572 灌木。高木の補助。 カエデ 24,400 52.5% 12,810 灌木。高木の補助。現地自生種有り。 フージーズ 32,000 49.5% 15,826 灌木。高木の補助。 サジ 50,000 68.0% 34,000 灌木。高木の補助。 ターラン 15,000 35.0% 5,250 灌木。高木の補助。 ニンティアオ 172,800 35.1% 60,684 灌木。高木の補助。 合計 488,968 57.6% 281,708  
    経済植林(換金作物)成績
    樹種 植樹本数 活着率 活着本数 特徴 甘草(カンゾウ) 80,000 35.0% 28,000 根が甘味料の原料となる。 総植林本数:568,968 活着率:54.5% 総活着予想本数:309,708
    2、 緑化隊派遣事業
    2001年秋の同時多発テロ事件の影響もあってか、人数の増加は予想をかなり下回ったが、前年度よりは増加している。一般 募集の一般隊が低調で、催行中止の隊が続出。一方、企業労組の隊と学生(学生生協、日中共同フィールド研修など)は堅実に増加し、二極化の傾向が顕著に。内容面 では、現地滞在最終日にワークショップを開催。ツアー参加者が、緑化体験を単に消費するだけではなく、考え、意識を持つきっかけとして今後に活かしてもらうための、緑化隊派遣事業の目的の根幹ともいえる要素を充実させることができた。旅程面 では、新たに船による渡航を実施。草原も従来より100km北まで脚を伸ばした。
    隊 名 作業期間 人 数 本数 作業内容 一般6次隊 4/30~5/2 1 ※803 ポプラ植樹、草方格、剪定 富士フイルム労組1次隊 4/30~5/2 15 ※803 ※一般7次隊との共同作業 アミダの森4&5次隊 5/5.6 13 549 ポプラ植樹、剪定 NTT東日本労組支部1次隊 5/6~5/8 21 766 ポプラ植樹、草方格、剪定 NTTデータ労組本部1次隊 5/13~5/15 23 800 松植樹、草方格、剪定 NTTドコモ労組本部1次隊 5/20~5/22 17 700 松植樹、草方格、剪定 一般7次隊 5/21.22 3 ※450 松植樹、草方格、剪定 日本ビクター労組1次隊 5/21.22 8 ※450 ※一般7次隊との共同作業 NTTコムウェア本部1次隊 5/27~5/29 22 800 松植樹、草方格、剪定 成立高校2次隊 7/13 94 450 松植樹 大分県教職員互助会2次隊 7/29 30 450 松植樹 学生生協4次隊 8/13.14 16 800 松植樹、草方格、剪定 アミダの森6次隊 8/25.26 35 700 松植樹、剪定 日中共同フィールド研修隊 8/25.26 32 830 松植樹、草方格、剪定 西山浄土宗1次隊 8/28 14 500 松植樹 学生生協5次隊 9/2~9/5 7 ※670 ※一般8次隊との共同作業 一般8次隊 9/2~9/4 4 ※670 松植樹、草方格、剪定 学生生協6次隊 9/9~9/11 21 850 松植樹、草方格、剪定 日中友好沙漠緑化1次隊 10/5 48 700 松植樹 一般9次隊 10/8.9 11 ※900 松植樹、草方格 日本ビクター労組2次隊 10/8.9 12 ※900 ※一般9次隊との共同作業 合計21隊 448 11,718  
     
    3、宣伝・広報活動
    (1)ホームページの更新、会報の発行
    (2)展示会・講演活動の実施
    ・愛媛大学公開ゼミ
    日時:平成14年10月 場所:愛媛県松山市愛媛大学 内容:学生生協OBの所属するゼミでのオープン講座にてゲスト講義。活動報告や市 民参加についての講義。スライドによる説明など。
    ・滋賀県立大学学園祭
    日時:平成14年11月 場所:滋賀県彦根市滋賀県立大学 内容:学生生協OB隊のメンバーによる学園祭での模擬店出店。OBの撮影した写 真やパネル・砂漠の砂などを展示。滋賀県立大学土屋教授と北浦事務局長との対談など
    ・東京都教職員組合互助会
    日時:平成15年1月 場所:東京都千代田区三楽病院 内容:砂漠緑化と市民参加について講演(講演者:北浦事務局長)。写 真パネル展示など
    ・旅行説明会(一般隊、特別隊。多数)
     
    4、その他
    ・国内事業調査
    海外ツアーへのハードルは高く、参加が難しい人でも、気軽に参加でし、ボランティアや環境問題への関心を高めてもらえるように、里山整備などの事業を中期的に企画。事前調査を行う予定であったが、人員不足から実施は困難。暫時延期。実施体制の目途がつき次第、調査・実施に向け企画。
    ・大学フィールド研修の実施
    昨年に続き武蔵工業大学主体の日中共同フィールド研修を実施。今年より武蔵工大1年生に限り、参加者は単位 認定。現地での様々な調査や地元住民へのアンケートなど、実践的な活動。
    ・ティンバーランドTシャツ発売
    売上金の協力 昨年に続き、ティンバーランドジャパン(株)の協力により20ユニット分の寄付。平成15年度以降は、日本法人以外のアジア法人からの参加・協力も見込まれる。
    情報提供先→  http://www.green-network.org/g-net/html/14jigyouhoukoku.html

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