「話しことばと書きことばの機能と特質について」
(平成19年~2年間有効課題分)
※科目習得試験で同等の課題が提示される場合も参考になります。
(A判定)
話しことばと書きことばは、いずれも相対性があり、私たちが普段生活する上で必要不
可欠な機能を果たしている。
話すということは、我々がコミュニケーションを取るのに必要な手段であり、意思疎通を瞬時に図ることができる。説明をする時・何かを伝えたい時、また、疑問・質問がある場合は即座に確認することができるというメリットがある。
しかし、会話すれば相手と意思疎通が簡単に取れるかと言うと、そうでもない場合がある。これは、使用する言葉がどのように解釈されるか、理解されるかによるし、人によっては感じ取り方が違うケースがある。たとえば、日本には以心伝心を重んじる文化があるため、発せられた言葉に対して不愉快に感じたり、意味不明に解釈されたりして相手に伝わらないデメリットも存在する。とは言え、イエス・ノーをはっきり表す外国では、それほど難しいことではないだろう。
では、書きことばについてはどうだろうか。書きことばは、思うことを相手に伝えるために用いる文字言語である。書くことのメリットは、出来事の記録を履歴として残すことができること、文書を何度も読み返すことができることなどがある。話しことばの次に生ま...