漢文学①

閲覧数2,002
ダウンロード数6
履歴確認

    • ページ数 : 11ページ
    • 会員550円 | 非会員660円

    資料紹介

    タグ

    日本中国仏教言語文字方法発音意義意味地方

    代表キーワード

    漢文学言語

    資料の原本内容 ( この資料を購入すると、テキストデータがみえます。 )

     漢字には、形・音・義の三要素が備わっている。表音文字の場合は、一つの言葉を表すのにいくつかの字母を組み合わせることによって成り立っているが、漢字の場合は一字一字に意味を持っている。いわゆる「表意文字と言われているが、正しくは言語単位を表しているので「表語文字」という。漢字の意味には基本的にその字形自体に含まれており、文字であるゆえに音も備えている。
     字形は漢字の構造的形態を意味し、漢字の持つ意義を決定付けるものである。漢字がいつ頃発生したかは定かではないが、今日知られているのは中国で発見された「甲骨文字」である。
     日本の漢字音には、呉音・漢音・唐音の三種類があり、この順番で中国より伝えられた。
    呉音は、およそ南北朝の末から唐初にかけて長江下流の呉という地方から伝えられたものとされる。仏教関係で多く用いられ、仏教経典では必ず呉音が使用されている。
    漢音は、日本の遣唐使が長安に派遣されて
    から伝えられたその地方の音である。当時の中国が「漢」と呼ばれていたため、漢音という。漢音が日本に到来したときには、既に呉音が広く使用されていたが、漢音統一が試みられたのにも関わらず、呉音を廃止するこ...

    コメント0件

    コメント追加

    コメントを書込むには会員登録するか、すでに会員の方はログインしてください。