算数科教育法・科目最終試験6種類

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    算数科教育法(試験6種類)+レポート
    1 第1期国定教科書(黒表紙教科書)時代の算数科の教育内容について述べ、それをもとに2002年度完全実施の学習指導要領(算数科)の教育内容を考察せよ。
    1905年藤沢利喜太郎らによって第一国定教科書「尋常小学算術書(黒表紙教科書)が編纂される。この頃の算数の教育課程としては藤沢利喜太郎がドイツの研究者らの影響による「数え主義」を日本流にアレンジした算術の導入を試みようとした。この時代の算数のもう一つの領域である幾何学は菊池大麓により算術とはことなり、厳密な推論をもとに真理を追究する学科であることを強調し、幾何教育は小学校では計算問題の一部として取り上げられるだけとなった。それによって小学校での算数科の内容は数と計算問題に一元化された。こうした数と計算中心の内容構成は、その後の1910年「第二期国定教科書」においても大筋は変更無く踏襲された。指導法としては訓練・注入的な指導法がとられた。
     大正時代では欧米で行われた数学教育改造の運動が、日本の研究者らによって学び取られ、それらが研究・実践に移されていくようになる。その背景には国民の経済的な安定による...

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