転倒転落
廊下に障害物になる物を置かない。可能な限り歩行エリアの段差をなくす。
*廊下に医療機器を置きっぱなしにしない。コード類や毛足の長いカーペットは危険。
足を滑らせる水や物(注射針のキャップなど)が床にないようにする
*清拭、飲水の準備などで水やお湯をこぼしたら、その場ですぐに清拭する。床が濡れやすい脱衣所や浴室は、特に床の状態に注意する。
可動性のある物品は固定する(ベッド、車いす、床頭台など)
ベッドサイドに十分な空間を確保する。:ベッドのあがり口にゴミ箱等を置かない、複数の履物があるときはベッドの下に置く。*足元の空間が広いと、基底免疫を十分に取った安全な起居動作がとれる。また、足元の物品は障害物になる危険がある。
ベッドの高さは端座位で足底部がしっかり床につき、膝関節が90度になるように調整する。
衣類の工夫
サイズの合った靴を着用する。滑る素材の靴下をさける。踵が固定され、つま先の広い平坦な靴を着用する。スリッパは用いない。
*足底部の接地がしっかりしていること、サイズが合っていない靴、滑る素材の靴下は履物のなかで足がずれるため、体重を安定して支持できない...