49-2 腹式呼吸の手順
確認情報:レベルB
実施者 :看護師
必要物品:パルスオキシメーター 手 順 留 意 点 腹式呼吸の目的は、横隔膜の動きを大きくし、呼吸補助筋の活動を減じることである。その効果は、1回換気量、呼吸仕事率、動脈血中酸素分圧を上昇させ、呼吸数、分時換気量を減少させることである。
<背臥位>
1.訓練開始時は背臥位で行う。腹部の圧迫を避けるように頭と
膝下部に枕を入れる
2.患者の利き手を上腹部、もう一方の手を上胸部に置く
3.息を十分に吐き出してから口すぼめ呼吸ヲ行い、吸気と呼気時の手の動きに意識を集中させる
4.手の動きを感じ取れば吸気時に腹部が盛り上がってくるように膨らます。ゆっくり「1・2・3」と数えながら吸い込むよう伝える。(4と5を繰り返し吸気と呼気が1;2から1;3を目標に行う)
5.口をすぼめてゆっくり息を吐き出し腹部をへこます。
(8秒ほどかけて細く長く吐き出すように)
6.1回を4~5分の時間で1日2~3回行う
7.背臥位での腹式呼吸が習得できたら坐...