患者のS情報、O情報を元にアセスメント、評価の方を記しています。
看護学生が看護記録を書く上で参考になる資料となっております。
患者情報
Aさん83歳女性
入院されて27日目
入院の原因 一過性の意識喪失(TIA)
既往 糖尿病
家族構成
Aさんの夫は既に亡くなられており、現在は娘である三女と2人の孫の4人で暮らし
価値感
家族に対して、退院後は排泄の面でなるべく世話を掛けたくないと思っておられる
安楽障害
Aさんに生じている倦怠感の原因についてアセスメントしプランを考える。
S
しんどい・・・
しんどいから何もしたくない
O
83歳女性
糖尿病
Hb8.3
Ht24.8
赤血球247
倦怠感は全身または局所的にさまざまな表現で訴えられる身体的・精神的な自覚症状である。
倦怠感をそのまま放置しておくと臥床していることが多くなり、日常生活にも支障をきたす。
とくに筋・骨格系にあたえる影響は大きい。
臥床安静後3~7日ころから、筋の構成成分であるたんぱく質が減少しはじめ、筋力低下・筋萎縮を引き起こす。
筋力低下は歩行に必要な殿部・大腿・下腿の筋にいちじるしく、歩行を不安定にし、
また床からの立ち上がりを困難にする。
臥床安静後2~3日ころから、体重をささえる必要のなくなった骨は、その主成分であるリン酸カルシウムを体...