「福祉専門職者に必要な倫理と能力について
まとめ、自分なりの見解を述べよ。」
社会福祉は、出生から死亡に至るまでのラ
イフステージの様々な段階にある人々の生活
を維持・向上させるための社会的サービスを
提供している。福祉専門職者は、人々の身体
や生命、財産などを託される場合が多く、高
度な能力と倫理が求められ、その仕事も医療分野・介護分野・教育分野・行政機関など様々ある。これらを細分化すると専門職の業種は90となり、その従事者資格は医師・看護士・柔道整復師・社会福祉士・介護福祉士・ホームヘルパーなど国家資格や都道府県認定資格など含め40を超える。そしてすべての専門職者はその役割や責任を果たすため、特に倫理性が求められる。それについて日本ソーシャルワーカー協会が倫理網領を定めている。職業上の倫理性を踏まえて、福祉専門職者にどのような専門的能力が必要とされるのかについて考えていく。
1.福祉専門職者の倫理性とは何かについて
問題・困難に苦しむ人々を援助することを
第一義に考えることである。その理由として、
万が一福祉専門職者がサービス利用者の援助
を第一義に考えないで、自己の利益や都合を
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