認知症のある高齢患者 看護のポイント
Ⅰ、認知症の状態を正しくアセスメントし、状態を悪化させないように援助する。 アセスメント 必要な情報 情報分析の視点 1、認知症の診断と程度
2、認知症の症状の種類と状況
記憶障害、見当識障害、失語、失行、失認、問題行動(徘徊、収集癖、異食など)、精神的症状
3、治療・ケアに関する情報
①薬物療法の有無と内容
②リハビリテーションの有無と内容 1、認知症の原因・要因は何か
2、どのような認知症が出現しているか
3、治療による認知症症状の変化はどうか 看護診断 患者目標 ・記憶障害や見当識障害など症状に関連した思考過程の変調 ・健常者とは異なった言動が他者に受け止められ、情緒が安定する。
表情が穏やかになる。
問題行動が減少する。 看護計画 対策 根拠および留意点 OP 1、認知症の原因、検査データ
2、認知症症状の出現状況
3、認知症症状の種類と程度
4、認知症に対する治療・ケアの内容と効果、リハビリテーションの内容と効果
TP・EP 1、認知症症状に対する援助
①症状や行動を起こす背景を推察し、その意味を理解する。
②事実誤認の症状に対...