産褥期の身体的特性について

閲覧数5,950
ダウンロード数18
履歴確認

    • ページ数 : 3ページ
    • 会員550円 | 非会員660円

    資料紹介

    資料の原本内容 ( この資料を購入すると、テキストデータがみえます。 )

    産褥、褥婦の概念 産褥とは
    妊娠、分娩によって起こった性器および性器外の母体の変化が、妊娠前の状態に戻る過程をいう。厳密にいえば胎盤娩出後42日間の期間。
    褥婦とは  産褥期の女性 褥婦の全身状態 1、一般状態
    ①体温
     分娩後一過性に悪寒・戦慄を起こすことがあり、37.5度ぐらいの発熱をみることがあるが、38度を超えれば感染を疑う。
    ②脈拍
     正常である。やや不安定な時期もある。
    ③呼吸、血圧
     とくに変化しない
    ④体重
     分娩直後は約5kgの体重減少がある。さらに利尿、発汗、子宮重量の低下などによって減少していくが、現在では分娩前体重の10%程度の体重減少にとどまっている。
    2、消化器
      口渇をきたしやすい。食欲は産褥当初は低下しているが、授乳開始につれて亢進してくる。産後2~3日は便秘が続く。
    3、泌尿器
      産褥期初期には尿量が著しく増加し、1日1500~2000mlに達することがある。児頭娩出の際の圧迫による尿路屈曲などによって、分娩後尿閉を起こすことがあるが、多くは十数時間で回復する。
    4、血液
      赤血球は産褥1~2日間は最低となり、900~2000mlの全血量の減少が...

    コメント0件

    コメント追加

    コメントを書込むには会員登録するか、すでに会員の方はログインしてください。