膀胱尿管逆流症の患者様における看護

閲覧数5,537
ダウンロード数8
履歴確認

    • ページ数 : 10ページ
    • 会員550円 | 非会員660円

    資料紹介

    資料の原本内容 ( この資料を購入すると、テキストデータがみえます。 )

    膀胱尿管逆流症患者の看護
    病態概念
    膀胱尿管逆流(VUR)とは
     膀胱尿管移行部に機能的あるいは器質的な異常により、膀胱壁内尿管の斜行性の欠如、さらには閉鎖不全をきたし、膀胱内の尿が逆行性に尿管・腎盂へと逆流を起こす現象である。膀胱尿中に存在する細菌の移送が容易に起こり、上部尿路・腎の感染を起こしやすく、腎機能低下をもたらす。膀胱尿管逆流は病的現象であり、それ自体は疾患ではない。病因別分類としては、原発性・神経因性・閉塞性・炎症性・医原性・尿管の先天異常に伴うものがある。形態的重症度によって、Ⅰ:尿管のみへの逆流、Ⅱ:尿管・腎盂・腎杯への逆流、Ⅲ:尿管・腎盂の軽度拡張を伴うが腎杯の鈍円化はないがごく軽度のもの、Ⅳ:尿管・腎盂・腎杯の中等度拡張、Ⅴ:高度の尿管蛇行・拡張、腎盂の拡張・腎杯拡張は高度で乳頭陥没がもはやみられないに分類される。
     ・原発性膀胱尿管逆流
    膀胱尿管移行部の解剖学的欠損によるもので、先天性の要素が強く、小児に多い。
     ・神経因性膀胱尿管逆流
    神経因性膀胱に高率にみられるものである。
     ・閉塞性膀胱尿管逆流
    下部尿路の閉塞性疾患により逆流防止機構が阻害され...

    コメント0件

    コメント追加

    コメントを書込むには会員登録するか、すでに会員の方はログインしてください。