ゴードンの「機能面からみた11の健康パターン」を使用してアセスメントしました。
アセスメントから、看護問題の抽出を行い看護の方向性・看護計画(ケアプラン)も導きだしています。
ゴードン「機能面から見た11の健康パターン」に基づくアセスメント No.
関連するデータ 解釈 ・ 分析 結論 <活動・運動パターン>
*呼吸機能について
【10/14(術前)】
①呼吸機能検査(9/29)
肺活量:1.9ℓ
予備呼気量:0.50ℓ
%肺活量:89.9%
一秒率:70.3%
喚気機能
②喫煙歴なし
③76歳
④顔色よい
*呼吸状態について
【10/14(術前)】
Hさんは全身麻酔で手術を受ける予定である。また、76歳という年齢であることから加齢に伴う身体的変化により呼吸機能の低下が起こっていることと、術中後の呼吸機能には手術自体による影響と麻酔による影響が加わると考えられる。
一般に麻酔薬の作用や挿管などの刺激により気道内分泌物の増加、喀痰排出困難、呼吸抑制などが起こりやすくなる。
また、手術による体液量の減少や口腔内の乾燥により喀痰の粘調度が増強したり、創部痛により喀痰排出困難や浅呼吸となりやすくなる。
加齢に伴う変化では、ガス交換能力、防御機能、咳反射、呼吸筋、気道クリアランスが低下し、呼吸機能が低下する。
術後呼吸器合併症の危険度を予...