全身麻酔の影響 事前学習レポート

閲覧数2,715
ダウンロード数5
履歴確認

    • ページ数 : 9ページ
    • 会員550円 | 非会員660円

    資料紹介

    資料の原本内容 ( この資料を購入すると、テキストデータがみえます。 )

    1.全身麻酔の影響が周手術期の生体にどの様に現れ、どの様に看護するべきか
    麻酔効果の遷延が問題になる身体機能として、下記の5項目に着目する。
    ①意識 ②呼吸 ③循環 ④消化管・腸蠕動 ⑤骨格筋
     さらに、手術による被侵襲状態から回復する中の特徴として、下記があげられる。
    主体的で意欲的な回復への行動とするためには、意識が清明である必要がある
    創傷治癒にとって血液が運搬する酸素は必要不可欠である
    止血、感染防御、肉芽の再生、いずれの場面でもタンパク質が必要である
    機能を回復させるためには日常生活行動の自立、心肺機能の維持増進が重要となり、歩行をはじめとする運動が欠かせない
     このように、侵襲を受けた状態からの回復には、時間の経過とともに、①~⑤に挙げた機能が正常化する必要がある。しかし、麻酔の影響で極限まで抑制された各機能の回復は緩やかである。
     上で述べた、5つの項目ごとに、麻酔の影響からどのように回復していくかを示す。
    ①意識
     中枢神経を抑制する麻酔薬の影響により、手術が終了してから1~2日の傷害期には、傾眠傾向であり、周囲への関心が低く、主体性が乏しい。やが...

    コメント0件

    コメント追加

    コメントを書込むには会員登録するか、すでに会員の方はログインしてください。