『障害者が暮らしやすい社会を』
-米谷ふみ子先生の講演を聴いて-
私たちが生きる社会には、目の不自由な視覚障害の人もいれば、耳の不自由な聴覚障害の人もいるし、車椅子の人もいる。障害者は自分の力で出来ることがとても限っている。しかも私たちの街の中には、障害をもつ人たちが生活するうえでバリアがいっぱいある。どうすれば障害者が暮らしやすい社会を創ることができるのか。
『障害者が暮らしやすい社会を』
-米谷ふみ子先生の講演を聴いて-
私たちが生きる社会には、目の不自由な視覚障害の人もいれば、耳の不自由な聴覚障害の人もいるし、車椅子の人もいる。障害者は自分の力で出来ることがとても限っている。しかも私たちの街の中には、障害をもつ人たちが生活するうえでバリアがいっぱいある。どうすれば障害者が暮らしやすい社会を創ることができるのか。
障害者が暮らしやすい社会を創るにはバリアフリーが必要となる。バリアフリーとは障害をもつ人と持たない人の間にあるバリアを取り除いていこうという意味である(茂木俊彦 1998:34)。バリアには目に見えるものと見えないものがある。目に見えるバリアとは障害をもつ人を行動しにくくさせるもののことで、そのおもなものが街づくりである。目に見えないバリアとは、人の心の中のバリアである(茂木俊彦 1998:34)。
第一のバリアフリーは、「福祉の街づくり」である。1975年国連が「障害者の権利宣言」を発表した以来、日本では障害者にやさしい街づくりが実行し始めた。公衆トイレには、身障者用トイレもつくられ、公共の建物の入り口には車椅子用のスロープや...