電子機能システム基礎論Ⅱ
統計的パターン認識手法について、特に部分空間法、K-NN法、ニューラルネットワークについて述べる。これらは対象の特徴を利用して、いかに高精度にパターン認識を行うかという識別処理に分類される。
部分空間法
統計的な識別関数といわれる。標準パターンを作成する際に、大量のデータを使用して、認識する文字種ごとの細かな相異を判別できるような判別境界にあたるデータを抽出してこれを標準パターンとし識別を行う。
K-NN法
この方法は、クラスが未知の事例を分類するとき、訓練事例中の最も距離の近いk個の類似した事例を参考にしてその事例のクラスを決める方法である。事例を参考に...