連関資料 :: 株主総会の形骸化

資料:2件

  • 株主総会はなぜ形式でしかないのか。また日本ではなぜ形骸しているのか。
  •  株主総会の形式化と形骸化の理由としては、何点か考えられる。その前に今年初めて株主総会というものに参加してきたのでその際の感想を述べたいと思う。正直な感想としては、株主総会というのはこんなものかといったものであった。実際の所要時間はものの30分程度。大した議論もなされずに、ただ議案の賛成反対の決をとり、どうせそこで決を取る前に書面投票によりもう決議されているのだろうと思いつつも、一応そこで人数を確認し、よってこの議案は可決しましたという内容のものだった。ここのテーマである株主総会の形骸化というものを身にしみるほど感じた。一応行く前は株主総会が形骸化しているといわれつつも企業の最高決議機関であるという多少の期待を胸に、どんな雰囲気で、どのような議論がなされるかと、興味津々に行ったのであるが、これが現実かといった思いで帰ってきた。わざわざ朝からスーツを着て新宿まで行ったのだが、たった30分程度で何の議論も見ることなく帰ってきたことに関しては非常に後悔の念が残った。ただ、議論の中で感じたことといえば、おそらく総会屋などといったものとは異なるのだろうが、最前列に正直身なりのよくない人が数人席を取り、どうでもいい質問をしていたということくらいであった。全くその日の議案に関係のないことで、まるで小学生が発表者に対して嫌がらせをしているかのような質問内容であり、少し総会屋というものはこういう人たちなのかとも思ったが、そうであったらもっととことんやるだろうから違うのだろう。以上、株主総会に行ってみた感想を述べたが、これより本題である株主総会の形式化と形骸化について述べたいと思う。  形式化と形骸化の理由として大きいのはやはり株式の持合ではないだろうか。たしかに企業間で株式を持ち合うことで互いのリスクを減らすという考え方は分かる気もする。
  • レポート 経営学 株主 形骸化
  • 550 販売中 2006/01/30
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