連関資料 :: GSRを指標とした古典的条件付け

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  • GSR指標とした古典条件付け
  • 心理学とは行動を研究する学問である.これが,現代の心理学が科学的になった一つの理由ともいえる.今回はこの行動の変容を及ぼす学習(learning)の中でも,その骨格を担い,歴史の古い「古典的条件付け(respondent conditioning)」を行う実験を施行した.古典的条件付けは,日常生活や心理療法においてもよくみられるものである.たとえば,梅干をみると自然と唾液が分泌される条件反射は,梅干を食べていないにも関わらず唾液が分泌されているため,「梅干は酸っぱい」という学習の成立から生じる反射であるといえる.また,狭い場所に閉じ込められたというような人が,その狭い状況に近い状態を怖がり,避けるようになることがある.このような時,古典的条件付けを使い,「狭いところ」という刺激と「リラックスするような状況」を同時に与えながら,少しずつ狭いところに慣れさせ,できる限り元の状態に戻れるようにするような「系統的脱感作法(systematic desensitization)」もその理論に値する(藤,2002)....  今回の実験では,振幅の大きさである抵抗変化値(Change in resistance : ?R=R-R’)を反応の指標とした.測定では予め1kΩ分の波形の変化量を測定しておき,それを元に抵抗変化値を求めた.CSの呈示開始から0.0秒の時点での抵抗値を基礎抵抗値とし,0.5〜4.0秒後を第一反応,4.0〜7.5秒後を第2反応,7.5〜12.0秒後を第3反応として,それぞれの区切りの中で最も波の山が高いところ,もしくは波が下がっている場合は最も谷のところを反応抵抗値として,基礎抵抗値との差を定規で測定した.Fig.1.には各試行の抵抗変化値を示した.グラフの横軸には順応,強化,消去の各試行を表し,縦軸には抵抗変化値を表した. Fig.1.(a)は被験者T.M.の結果, Fig.1......
  • レポート 心理学 GSR 生理指標 皮膚電気反射 無条件刺激 条件刺激
  • 550 販売中 2005/10/11
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