社会福祉援助技術各論Ⅰ①

閲覧数1,070
ダウンロード数0
履歴確認

    • ページ数 : 3ページ
    • 会員550円 | 非会員660円

    資料紹介

    資料の原本内容 ( この資料を購入すると、テキストデータがみえます。 )

    「個別援助技術(ケースワーク)の理論と内容について述べよ。」
    1 はじめに
    個別援助技術(ケースワーク)は、今日に至るまでさまざまに変遷し、発展してきた。
    ここではまず、ケースワークの発展の歴史について述べ、諸理論の概要をまとめる。さ
    らに、ケースワークの原則や構成についても述べる。
    2 ケースワークの歴史的展開
    ① 慈善組織協会
    ケースワークの起源は、1869 年、イギリスのロンドンで生まれた慈善組織協会(Charity
    Organization Society ; COS)にある。資本主義の発展と都市化による貧困に苦しむ人々
    に対して友愛訪問員を送り慈善事業が展開され、その際の訪問員に対する訓練を通じて次
    第に専門的な技法として確立されていった。
    COS は 1870 年代後半にはアメリカにも波及し、アメリカ COS 指導者であった M.リッチ
    モンドなどによってケースワークの理論化、体系化がなされていった。
    ② リッチモンド
    リッチモンドは、ケースワークが対象者に意識的な影響を与えるためには科学的なもの
    でなければならないとした。1917 年には『社会診断』を出版し、ケースワーク...

    コメント0件

    コメント追加

    コメントを書込むには会員登録するか、すでに会員の方はログインしてください。