下痢

閲覧数2,627
ダウンロード数5
履歴確認

    • ページ数 : 1ページ
    • 会員550円 | 非会員660円

    資料紹介

    【ウィルス性胃腸炎】
    ・原因ウィルスは、Rotavirus, Calicivirus, Adenovirus, Astrovirus, Norwalk agent group, などがあげられる。
    ・小児ではこのうち80〜90%をRotavirusが占め、5〜10%をAdenovirusが占める。
    ・Rotavirusによるものは冬季に多く、典型例では白色便となる。(別名、仮性コレラ)
    ・治療は脱水に対する対症療法で、嘔吐があるとき、重症例では点滴とする。                   
    【乳糖不耐症】
    ・母乳、牛乳成分内の乳糖を消化する、腸粘膜の酵素(Lactase)が欠乏、不足し、乳糖が未消化で腸内に残るために起こる。
    ・日本人に多い。通常量の牛乳で下痢を起こす人が10%程度いる。
    ・先天的に酵素が欠損する一次性のものと、感染性腸炎やその他の下痢症に続いて粘膜が傷害されるために起こる二次性のものがある。
    ・治療は乳糖除去ミルクで、二次性では数週間で腸粘膜が修復されれば回復する。

    資料の原本内容 ( この資料を購入すると、テキストデータがみえます。 )

    下痢
    【原因】
    Primary mechanism Defect Stool examination Examples Comment Secretory 分泌増加、吸収減少による電解質の移動 水様性、
    等張性 コレラ、毒素原性大腸菌、carcinoid、神経芽腫 空腹時も持続する
    便中のWBC増加なし Osmotic 消化不良、輸送異常、難吸収性物質の摂取 水様性、酸性、
    高張性 Lactase欠損、
    ラクツロース乱用 空腹時は治まる
    Increased motility 消化管通過時間の短縮 緩め~正常の便
    摂食により刺激される 過敏性腸症候群、
    甲状腺中毒、迷走神経切除、ダンピング症候群...

    コメント0件

    コメント追加

    コメントを書込むには会員登録するか、すでに会員の方はログインしてください。