資料:10件
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公害問題への対応
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公害問題への対応
第1項 国による公害対策の着手
公害問題は、明治初期から生じていたが、国による対策としては工場法、鉱業法によることとされた。経済成長とともに公害の発生は複雑化、大規模化していった。昭和30年代から本格的に注目されるようになった公害問題は、世界の工業国に共通の現象であったが、我が国の場合、狭い国土に巨大な産業が立地したこと、産業の成長も他に例のない急速なものであったことから、その公害現象も特に深刻なものとなった。
昭和30年代には、四日市コンビナートの大気汚染、水俣病の発見、製紙工場排水による東京湾の漁業被害など公害による社会問題が相次ぎ、補償を求める住民や漁民の運動も広がっ
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公害史レポ
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公害問題に対する意識向上について
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環境問題について、近年どこでも討論されるようになって来ています。こうした中で、環境基本法では、環境の保全上の支障のうち、事業活動や、その他の人の活動に伴って生じた相当範囲にわたる大気の汚染や、水質の汚濁、水質以外の水の状態又は水底の底質が悪化することなどを公害問題として取り上げています。この他にも、土壌の汚染、騒音、振動、地盤の沈下、及び悪臭によって、人の健康又は生活環境、人の生活に密接な関係のある財産や人の生活に密接な関係のある動植物など、その生育環境に係る被害が生じた問題を、公害と認識しています。
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公害問題
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家畜公害(糞尿問題)の背景・要因・解決方策について
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まず畜産公害問題の背景となっているものは、日本の高度経済成長を通しての食生活が多様化、高度化してきたということにある。日本人の食生活が魚介類中心であったものが、洋風化が進んで肉食中心になってきたことで畜産経営が大きく発展してきた。
しかし、急速に飼養規模が拡大し、特に養鶏や養豚では農地と遊離した形で進んできたことから、増大するふん尿の処理が次第に問題となってきた。以前はふん尿は堆肥化されることで処理されていたが、飼養戸数減少によって大規模化してきたこととそれに伴い農作業の省力化が進んできたこと、さらに化学肥料の使用が普及したことで堆肥の還元が行われなくなってしまったことによってふん尿の循環が行われなくなってしまった。そこでふん尿はどのように処理されてきたのかというと「野積み」や「素掘り」という方法で処理されていた。「野積み」は固形状の家畜排せつ物を単に積み上げて放置することであり、「素掘り」は地面に穴を掘り液体状の家畜排せつ物を貯めておくという方法である。つまりふん尿をほうっておき、それにより悪臭や水質汚濁という問題に発展してきた。
また、都市化や混住化が進んだというような住宅事情も重なって、周辺住民からの悪臭苦情等が次第に深刻な問題となってきた。
次に畜産公害問題の要因についてまとめていく。家畜のふん尿問題の原因となっているのは野積みや素掘りなどの家畜排せつ物の不適切な処理方法にあるとみられている。そこでなぜこのような処理方法が行われるようになったのかをみていく。
先ほども見たように以前はふん尿は堆肥化されることで処理されていた。しかしその後飼養戸数が減少し一戸あたりの経営規模が大きくなってきた。それにより畜産経営者の農作業の負担が大きくなりすぎてしまい農作業の効率化が進んだ。これにより家畜のふん尿処理を軽視することにつながっていくことになった。
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自動車が私達に与える影響と低公害車
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現在私たちは毎日のように自動車を使っている。買物にレジャーにと自動車を走らせ、便利な道具として使っている。日本の自動車保有台数は1960年代ごろから急速な勢いで増え続け、1997年末までに四輪車合計で約7000万台を数えている。これは、ほぼ国民2人に1台の割合で自動車を持っていることになる。さらに高速道路網の拡大により自動車での旅行が増え、また日常の買物にも自動車で出かける人が増えるなど、私たちの生活のしかたも変化している。しかし、このような自動車社会の出現は環境や社会に新たな影響を投げかけている。なかなか良くならない都市部の交通渋滞、新車に買い換えた後に捨てられる古い自動車の処理の問題ばかりでなく、大気汚染の深刻化という問題もある。
自動車は石油から作られたガソリンをエンジンで燃やすことによって走行する。その時発生するガスは排気ガスとなって車外へ出ていく。この排気ガスには二酸化炭素、一酸化炭素、窒素酸化物、硫黄酸化物などのさまざまな汚染物質が含まれており、それは人の健康に直接に害を及ぼすだけでなく、酸性雨や地球温暖化の原因にもなる。
二酸化炭素(CO2)
ガソリンが完全に燃えた時に発生し、濃い二酸化炭素を吸うと息苦しくなり、ひどい時には気を失ったり死に至ることもある。また、温室効果ガスの一つで地球温暖化の原因である。温暖化を防ぐために世界中の国が二酸化炭素の発生を少なくしようと取り組んでいる。
一酸化炭素(CO)
ガソリンが完全に燃えきらなかった時に発生し、色もにおいもない猛毒の気体である。血液中に入ると、血液中のヘモグロビンと結びついて血液の酸素を運ぶ働きを悪くさせいろいろな中毒症状を起こす。例えば、食欲がなくなり頭痛や吐き気がおこる。大量に吸うと気を失ったり死に至らせることもある。
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