子どもの『不適応行動』について述べよ

閲覧数1,712
ダウンロード数2
履歴確認

    • ページ数 : 9ページ
    • 会員880円 | 非会員1,056円

    資料紹介

    東京福祉大学「教育心理学」のレポートの参考に。

    資料の原本内容 ( この資料を購入すると、テキストデータがみえます。 )

     「子どもの『不適応行動』について述べよ。」
     「心の健康」とは、どのような状態を指すのだろうか。心とは目に見えないものであり、たとえ明らかな精神疾患がみとめられなくとも、それだけで心が健康であると判断することはできない。
     人間が健全な精神生活を営むことができるかどうかは、その人が生活する環境条件と密接に結びついている。その上、環境からのさまざまな刺激や状況のちょっとした変化によっても、人の心は絶えず変化するため、社会生活を送りながら常に精神的・情緒的に安定した状態を維持していくことは不可能に近い。そのため、心の健康とは、理想的な一つの努力目標にすぎず、これを固定的に、絶対的なものとしてとらえることは適切ではない。
     適応とは、一言でいうと、個人が環境やそこに生活する人間との適切な関係を維持しつつ、しかも自己の心理的安定が保たれている状態のことをいう。人間は、環境からの要請に自らを適合させるという側面をもつと同時に、環境に能動的に働きかけ、自己の欲求に適合するよう外部の環境を変えながら成長していくという面も備えている。
     日常生活において、人々の欲求や願望が何の障害もなくすべて充足さ...

    コメント0件

    コメント追加

    コメントを書込むには会員登録するか、すでに会員の方はログインしてください。