世界保健機関(World Health Organization、以下「WHO」という)は1948年、保健衛生の分野を受け持つ主要な国際連合の専門機関として設立された。その目的は、すべての人民が最高の健康水準に到達できるようにすることである。その主要な任務は、保健の分野で世界的な指針を与えること、加盟国政府と協力してその国の保健計画の立案、管理、評価を強化すること、適切な保健技術、情報、基準を開発、普及させること、である。
WHOは設立以来、半世紀以上にわたって世界の人々の健康水準の向上のための努力を払い、活発な活動を持続している。その努力は報われ、1980年には天然痘撲滅宣言が行なわれ、さらに引き続いて小児麻痺、エイズ、エボラ熱などの対策に多大な成果をあげたほか、生活習慣病対策などに対しても多くの努力を払い、健康づくりのための活動をすすめている。
ロイヤル英文法辞典やオックスフォード辞典などを見てみると関係代名詞の先行詞にonly, last, first, allなどの形容詞、または最上級の形容詞が来ると関係代名詞はthatになると書いてあり、例文としても多く出題されているが、その場合、次のような例文をどうとらえていいものか迷ってしまう。
(例) It’s surprising that Japanese imagine they are the only people who can like sake.
別な文法書で調べてみると、人が先行詞の場合はthatでもwhoでもよいと書いてあった。どちらでも容認可能だと言うことだが、このthatの性質とwhoの性質は何なのかは説明されていない。本稿ではその二つの関係代名詞の役割の違いを探っていきたいと思う。