学級崩壊とは、授業中にいたずらをする、立ち歩く、注意に反抗する、無断で教室を出ていくなど、小、中学校で授業が成立しないことである。
なぜこうなってしまったのかについては、さまざまな意見がある。
少子化の時代、親によって過干渉、過保護に育てられ、兄弟喧嘩や、泣かされたりする事が少なくなったからか、また、学校の教師の力量不足か、それとも自由化、個性化の教育改革によって自由教育と、放任教育をはき違えているかなど、考えられる原因は、たくさんある。
これらの原因を考察するために以下、授業づくりネットワーク 1)で特集された上條晴夫氏のレポートをできるだけ原文のまま紹介する。ただしここでは教室の変化のようすに焦点を合わせて月別の点描を重ねる。
学級崩壊レポート−「6割」の子どもたちの感覚−
【3月】…チューニングを心がける!
○3月下旬。転勤先が決まった。転勤先の校長と話して、校長から、どうも特別の仕事の依頼がくるような感じがした。帰宅後、知り合いの先生にたずねると、昨年度「学級崩壊」した5年生(新6年生)の持ち手がいないとのこと。覚悟した。
○久しぶりの学級担任である。春休み中に準備をすることも考えたが、あえてしなかった。それは、子どもたちの声にできるだけ耳を傾けて、チューニング(子どもたちの声に同調させる)していこうと思ったからだ。
【4月・5月】…落ち着いた学級の日々
○4月・5月と、学級は順調に落ち着いていった。具体的に言うと、今では信じられないが、たとえば、授業中は、ほとんどの子どもたちが学習していた。(今のように、特定の子どもはいつも勉強していない、というような子どもは1人もいなかった。また、全員座って学習していた。)私語はほとんどなく、あったとしても、注意すればおさまった。(ダイアリーの5月25日の欄に、2時間目、2人の子どもが私語していて注意したことを書いている。
実態調査
学級崩壊とは、授業中にいたずらをする、立ち歩く、注意に反抗する、無断で教室を出ていくなど、小、中学校で授業が成立しないことである。 なぜこうなってしまったのかについては、さまざまな意見がある。 少子化の時代、親によって過干渉、過保護に育てられ、兄弟喧嘩や、泣かされたりする事が少なくなったからか、また、学校の教師の力量不足か、それとも自由化、個性化の教育改革によって自由教育と、放任教育をはき違えているかなど、考えられる原因は、たくさんある。
これらの原因を考察するために以下、授業づくりネットワーク 1)で特集された上條晴夫氏のレポートをできるだけ原文のまま紹介する。ただしここでは教室の変化のようすに焦点を合わせて月別の点描を重ねる。
学級崩壊レポート-「6割」の子どもたちの感覚-
【3月】…チューニングを心がける!
○3月下旬。転勤先が決まった。転勤先の校長と話して、校長から、どうも特別の仕事の依頼がくるような感じがした。帰宅後、知り合いの先生にたずねると、昨年度「学級崩壊」した5年生(新6年生)の持ち手がいないとのこと。覚悟した。 ○久しぶりの学級担任である。春休み中に準...