ポストモダン時代と消費

閲覧数3,007
ダウンロード数5
履歴確認

    • ページ数 : 2ページ
    • 会員2,200円 | 非会員2,640円

    資料紹介

    ポストモダン時代と消費
    ラッセルW.ベルクは、我々は現在、ポストモダン時代に生きているという。まだ、ポストモダン時代には、高尚な文化と大衆文化化、リアルとハイパーリアル、生産と消費とを分かつ確固としたものが消え失せると書いている 。
    産業革命を起点として考えるとその以前と以後は大変違う生活である。
    産業革命が起こる前は消費者、個人のニ−ズによって頼まれた商品を一つ一つ作り上げ、販売してきった。いわゆる、職員の時代であった。顧客の個性に合わせたモノをつくり、提供した。
    しかし、イギリスから始まった産業革命は人々の生活を大きく変えたのである。大型化した工場で一斉に作られた同じ形、同じ品質の製品が続々とつくられて買い手の個性とかは構わなく、ただ数多くたくさんのモノを生産し、消費市場に出したらそれで売れる時代であった。
    消費が多くて生産が足りなかったといえる時期で、商品の品質、価格、便益がものをいう時でもあった。
    現在はすでにポストモダン時代に戻ろうとする動きが見えている。宣伝や広告をよくみると人々はその製品の品質、便益を追及するのではなくその製品を買う場合に生じる価値を考えるのがわかる。それは今までの単なる製品及び商品が他社のものより良ければいいんだというコン−セブでは売れないということであろう。消費者の理性にうたえる時代は終わり、感性を刺激する時代となった。
    このポストモダン時代の消費について話したい。
    まず、ポストモダン時代をもたらした原因の一つは情報技術の発展である。インターネットの急速な普及率は様々な部分で大きな影響を与えている。インターネットは空間と時間の制約がなくなり、全世界を相手としてオープン化されたもう一つの世界となった。

    資料の原本内容 ( この資料を購入すると、テキストデータがみえます。 )

    特集講義1                                     2002.1.12.
    ポストモダン時代と消費
     ラッセルW.ベルクは、我々は現在、ポストモダン時代に生きているという。まだ、ポストモダン時代には、高尚な文化と大衆文化化、リアルとハイパーリアル、生産と消費とを分かつ確固としたものが消え失せると書いている 。
     産業革命を起点として考えるとその以前と以後は大変違う生活である。
     産業革命が起こる前は消費者、個人のニ-ズによって頼まれた商品を一つ一つ作り上げ、販売してきった。いわゆる、職員の時代であった。顧客の個性に合わせたモノをつくり、提供した。
    しかし、イギリスから始まった産業革命は人々の生活を大きく変えたのである。大型化した工場で一斉に作られた同じ形、同じ品質の製品が続々とつくられて買い手の個性とかは構わなく、ただ数多くたくさんのモノを生産し、消費市場に出したらそれで売れる時代であった。
     消費が多くて生産が足りなかったといえる時期で、商品の品質、価格、便益がものをいう時でもあった。
     現在はすでにポストモダン時代に戻ろうとする動きが見えている。宣伝や...

    コメント0件

    コメント追加

    コメントを書込むには会員登録するか、すでに会員の方はログインしてください。