社会福祉士  イギリスの社会保障について   社会福祉国際比較論1

閲覧数1,492
ダウンロード数1
履歴確認

    • ページ数 : 9ページ
    • 会員550円 | 非会員660円

    資料紹介

    資料の原本内容 ( この資料を購入すると、テキストデータがみえます。 )

    イギリスの社会保障について、わが国と比較して述べよ。
    ・はじめに
    社会保障とは最低生活の確保と生活の安定化を図ることを目的とする公的制度のことであり、機能別に分類すると、所得保障、保険医療保障、社会福祉サービスの3部門に分けられる。
    イギリスの社会保障の歴史的背景
    イギリスでは、16世紀中ごろから救貧制度による公的貧民救済が実施され、1572年の救貧法により、貧民救済のための財源にするために救貧税を課すようになった。そして1601年、エリザベス救貧法が制定され、目的救貧税の増大や市民革命の進展を背景に1834年に大改正された。だが、利潤と人道主義的な観点より、労働力創出を目的とした労役場は貧民救済の場ではなく、貧民抑圧の場と化した。このため1905年、救貧法調査のための「救貧法並びに貧困の救済に関する勅名委員会」が設置された。その後1909年、ビアトリス・ウェップを中心とする4名の少数派は「ナショナル・ミニマム論」を報告した。これは、救貧法の解体を主張し、最低生活の維持は国民が持つ社会的権利である、というものである。
     1941年7月、「社会保険および関連サービスに関する委員会」が設置...

    コメント0件

    コメント追加

    コメントを書込むには会員登録するか、すでに会員の方はログインしてください。