統合失調症
統合失調症とは、妄想や幻覚などの多彩な症状を示す精神疾患のひとつである。医学が進歩した今日でも治療が困難な病であり、昔は精神分裂病とよばれていた。
病因
原因は不明だが仮説として、遺伝的に規定された発症脆弱性になんらかの心理的ストレスが加わり脳内の生科学的異常が惹起されるという脆弱性―ストレスモデルが有力である。
症状
急性期と慢性期があり、急性期症状の典型例としては妄想気分、妄想知覚、関係妄想、妄想着想、幻声などである。慢性期になると感情平板化、意欲減退、連合弛緩、自閉などである。
治療
大きく分けて身体療法、精神療法、社会復帰療法となる、身体療法は薬物療法と電気けいれん療法と...