【早稲田大学】生涯スポーツを支えるママさんバレーボールの役割

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    資料紹介

    ママさんバレーボールとは
     私は地域のママさんバレーボールクラブのコーチをしている。そこでは、様々な場面に遭遇する。70歳を過ぎたかつてのママさんが「ボールを絶対落とさないで!」と試合のタイムアウト中にチームメイトに渇を入れる場面。週1回の練習を終えた後、食事の場で真面目に反省をしているかと思うと、話題は息子の事となり、片手にはビールを絶えず持っている場面。週1回の活動に、常時30代から70代のママさん達が20名ほど参加するわけであるから、そこにはいろんな人がいる。さきほどの「ボールを絶対落とさないで!」という言葉から「ママさんバレーボール」が勝利を志向する競技スポーツの1つではあると感じた人もいるかもしれない。それはある意味で正解だと筆者は考える。スポーツをしている人の多くは、自らが「上手くなった」と感じることや、試合に勝つことに、楽しみや喜びを実感している。その意味でママさんバレーボールも、それらの目標を見据えて活動を行っていると考えられる。しかしながら、練習後のママさんの姿もまた真実である。時には、旅行を企画したり、演劇を見に行ったり、バレーボール活動は週1回でも、それ以上の交流が図られている。このように、バレーボール以外でメンバーとの交流が多いことを考慮すれば、日々の生活を豊かにする「生涯スポーツ」としての意味合いが強いのではないかと考えている。「バレーボールも楽しんで、人との交流も楽しむ。」そんな欲張りな要素を含んでいるのが、「ママさんバレーボール」だと筆者は考えている。
    スポーツ志向の高まり
     近年、国民のスポーツへの欲求は余暇の増大や、健康への志向から高まっている。このようなスポーツへの志向を受け、東京都教育委員会では、平成14年7月に「東京都スポーツビジョン」を策定した。

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    生涯スポーツを支えるママさんバレーボールの役割
    ママさんバレーボールとは
     私は地域のママさんバレーボールクラブのコーチをしている。そこでは、様々な場面に遭遇する。70歳を過ぎたかつてのママさんが「ボールを絶対落とさないで!」と試合のタイムアウト中にチームメイトに渇を入れる場面。週1回の練習を終えた後、食事の場で真面目に反省をしているかと思うと、話題は息子の事となり、片手にはビールを絶えず持っている場面。週1回の活動に、常時30代から70代のママさん達が20名ほど参加するわけであるから、そこにはいろんな人がいる。さきほどの「ボールを絶対落とさないで!」という言葉から「ママさんバレーボール」が勝...

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