日本史学演習ⅢA(嬉遊笑覧【江戸時代の事典】漆器について)

閲覧数2,158
ダウンロード数0
履歴確認

    • ページ数 : 7ページ
    • 会員550円 | 非会員660円

    資料紹介

    資料の原本内容 ( この資料を購入すると、テキストデータがみえます。 )

    日本史学演習ⅢA 後期レポート
    「嬉遊笑覧要約および関連研究」
    ○挟竹(挟箱)
    上刺袋が廃れて挟竹になり、それもまた挟箱へと変わったと言われ、『甲陽軍艦』、『和漢三才図会』、『老人雑話』などにその来歴などが記されているが、どれも間違いである。
    上刺袋がよく用いられていた頃の古い絵を見ると、その頃から挟箱のように見えるものが非常に多く描かれている。
    弁当筥
    弁当筥は古く破子と言っていたものである。中を仕切って分けてあるので破子という。白木で作った折箱に、それよりも大きく作った蓋がある。その隣に青竹をおいて酒を入れる器としていた。
    長持
    古くは長持に食べ物を入れて持たせることが多かった。足があるものは唐櫃といい、その長いものを長唐櫃という。普段使うものに唐とは言わないであろうから、長持の方が古くからあるのであろう。
    重筥
    重箱は食籠の重ねて使う様子に倣ったものではあるが、実際の使用法は折櫃と同じである。現在はこれを折と言うが、足利家の頃から折と書いたものが見受けられるので、最近の呼び方ではないだろう。
    ○樽
    「酒を垂る」の意味から樽という。柄の長い柄樽や角樽などがある。
    徳利
    簡便な器であ...

    コメント0件

    コメント追加

    コメントを書込むには会員登録するか、すでに会員の方はログインしてください。