ペスタロッチーの直観教育

閲覧数4,447
ダウンロード数32
履歴確認

    • ページ数 : 2ページ
    • 会員550円 | 非会員660円

    資料紹介

    ペスタロッチーが推奨した“直観教育”とは如何なるものかを考えたい。
    ペスタロッチーは直観、そして直観で感じ取ったものを重視した。しかし、直観において受け取ったものは、それだけではまだ曖昧で混乱しているので、それを秩序化すること、概念化することが必要とされる。私たちが直観で受け取ったもの、すなわち認識したものは『混沌から規定へ、規定から明晰へ、明晰から判明へと進む(1)』という考え方が彼の考え方の根本にはあったのである。それは、たとえば直観の三要素の一つである“語”でいうと、発音から単語・名称を経て言語に至るといったようなものである。すなわち直観教育とはまず理念や知識が先行して行われる教育ではなく、直観という身体的で心的なものが先にあり、そこから段階的・漸次的に進行していく教育法なのである。
    しかしここで押さえておくべきことは、その直観とは白紙状態において為し得るものではないという事実である。『すでに彼が理念においてあらかじめ持っていたものを「感覚で捉えること」として「直観」は付与されるのである(2)』とあるように、直観は既に自身が内面に有している理念から出たものだということである。

    資料の原本内容 ( この資料を購入すると、テキストデータがみえます。 )

    ペスタロッチーが推奨した“直観教育”とは如何なるものかを考えたい。
    ペスタロッチーは直観、そして直観で感じ取ったものを重視した。しかし、直観において受け取ったものは、それだけではまだ曖昧で混乱しているので、それを秩序化すること、概念化することが必要とされる。私たちが直観で受け取ったもの、すなわち認識したものは『混沌から規定へ、規定から明晰へ、明晰から判明へと進む(1)』という考え方が彼の考え方の根本にはあったのである。それは、たとえば直観の三要素の一つである“語”でいうと、発音から単語・名称を経て言語に至るといったようなものである。すなわち直観教育とはまず理念や知識が先行して行われる教育ではな...

    コメント4件

    uraura 購入
    参考になりました。ありがとうございます。
    2006/07/07 12:34 (18年4ヶ月前)

    ilandodaado 購入
    まとめ方など参考になりました。
    2006/09/07 0:23 (18年2ヶ月前)

    yuupyon 購入
    とても参考になりました。ありがとうございました。
    2006/11/08 0:32 (18年前)

    e30079 購入
    ありがとうございました。
    2007/03/24 1:49 (17年8ヶ月前)

    コメント追加

    コメントを書込むには会員登録するか、すでに会員の方はログインしてください。