日本の旧石器時代研究史を岩宿遺跡(群馬県)発見以前の「前史」、岩宿遺跡発見から1980年頃までの一連の調査までを「第一期」、1981年の石器文化談話会(後の東北旧石器文化研究所)による散乱木遺跡(宮城県)から、2000年上高森遺跡(同県)の発掘までを「第二期」と区分して述べていきたい。
世界の旧石器時代研究の黎明期
ヨーロッパで旧石器時代の研究が始まる。
1836年 トムゼン(C.J.Thomsen)
三時期法(三時代法):人類史を石器時代、青銅器時代、鉄器時代の区分
旧石器研究史~日本最古の石器文化の探求~
はじめに
考古学の発掘成果に基づく、日本最古の○○発見という新聞記事は我々の好奇心や想像をときめかせる。特に某ゴットハンドによる、日本最古の石器の数々の発見は日本中を沸かせた。しかし、それがまさか捏造だったとは・・・。旧石器捏造事件によって、世間による考古学界のイメージは失墜した。今回は相沢忠洋による岩宿遺跡の発見により、旧石器時代が日本にもあることが確認されてから、某氏による事件が起こるまでの研究の流れを、「最古の石器文化の探求」をキーワードにしていきながら、述べていきたいと思う。
日本の旧石器時代研究史を岩宿遺跡(群馬県)発見以前の「前史」、岩宿遺跡発見から1980年頃までの一連の調査までを「第一期」、1981年の石器文化談話会(後の東北旧石器文化研究所)による散乱木遺跡(宮城県)から、2000年上高森遺跡(同県)の発掘までを「第二期」と区分して述べていきたい。
世界の旧石器時代研究の黎明期
ヨーロッパで旧石器時代の研究が始まる。
1836年 トムゼン(C.J.Thomsen)
三時期法(三時代法):人類史を石器時代、青銅器時代、鉄...
全体的に文章の稚拙さが否めない