近年の福祉サービスは、一部の高齢者や障害者などの限られた人のための特別なサービスではなく、生活の上で必要なサービスとして存在している。その中で私は、これからの福祉に必要なことは『在宅支援サービス』の充実であると考える。なぜかというと、それは私の実体験から生まれた考えなのである。
私には80歳になる祖母がいる。祖母は去年太股と骨盤骨折により、自力で歩くことが出来なくなった。今まで他人事だと思っていた『介護生活』というものが私達の家庭に、難しい課題としてのしかかってきた。色々と今後の介護について話し合う中で、私たち親族が『これだけはしたくない』と譲れなかった点が、祖母を老人ホーム(福祉センター)に預けることだった。80歳になる祖母を、親族から離して、また何十年と住んできた心癒される家から離して、不自由な体のまま老人ホームにお願いすることはどうしても選択できなかった。
これは、決して私達親族の問題だけではなく、今後の介護(福祉)にも関係があると思う。『福祉』『介護』という考えや姿勢が世間に強く認知され、誰もが心がける今でこそ、行政は福祉士の養成や介護士の養成に力を入れ、どんどんそういった技術を持つ若者を増やして、福祉分野の安定を図るべきだと思う。誰でも心休まる自分の家で老年を過ごすことが出来たらと考えると思うので、そのニーズにこたえるためにも、今後在宅サービスの充実は、社会に求められていくと思う。
これからの福祉について
近年の福祉サービスは、一部の高齢者や障害者などの限られた人のための特別なサービスではなく、生活の上で必要なサービスとして存在している。その中で私は、これからの福祉に必要なことは『在宅支援サービス』の充実であると考える。なぜかというと、それは私の実体験から生まれた考えなのである。
私には80歳になる祖母がいる。祖母は去年太股と骨盤骨折により、自力で歩くことが出来なくなった。今まで他人事だと思っていた『介護生活』というものが私達の家庭に、難しい課題としてのしかかってきた。色々と今後の介護について話し合う中で、私たち親族が『これだけはしたくない』と譲れなかった点が、祖母を老人...