連関資料 :: 色素

資料:7件

  • 薄層クロマトグラフィによる植物色素の分離
  • 薄層クロマトグラフィによる植物色素の分離 1、目的  4種類の系統の異なる植物を材料に薄層クロマトグラフィを行い、展開された色素を同定するとともにそれぞれの系統関係を推測する。また、得られた色素の色と植物の色の関係と、色素と光合成の関連を考える。色素の分子構造とRf値との関係を突き止める。 2、材料と方法  ホウレンソウ Spinacia oleracea 、ヒトエグサ Monostroma nitidum 、マクサ Gelidium elegans 、ヒジキ Sargassum fusiforme の4種類の植物を用いて薄層クロマトグラフィによる色素分離を行った。  藻体の水分をよくきった後小さく切り、約0.2gをはかりとった。シリカゲル粉末を約0.6mlはかりとり、藻体と一緒に乳鉢にいれてすりつぶした。そしてジエチルエーテルを約0.6ml加えよく混ぜて、微量遠心チューブに入れて1分間1万回転で遠心分離した。遠心分離後、ピペットチップを用いて薄層プレートにスポットした。スポットの直径は約4mmになるよう注意して行い、計6回スポットした。その後、展開液に浸して色素分離を観察した。 3、結果  観察された色素とRf値を以下に示す。なお、Rf値はスポットした場所から分離した色素の上端までの距離を用いて算出した。  ヒトエグサは上から黄色、Rf値0.96。青緑色、Rf値0.63。黄緑色、Rf値0.58。黄色、Rf値0.52。黄色、Rf値0.27。黄色、Rf値0.14。 (図Ⅰ)  ホウレンソウは上から、黄色、Rf値0.94、緑色、Rf値0.57。黄緑色、Rf値0.51。黄色、Rf値0.45。薄黄色、Rf値0.30。黄色、Rf値0.16。薄緑色、Rf値0.04。  ヒジキは上から、黄色、Rf値0.94。緑色、Rf値0.62。橙黄色、Rf値0.39。黄緑色、Rf値0.05。  マクサは上から、黄色、Rf値0.92。緑色、Rf値0.56。黄色、Rf値0.44。 4、考察  色素の同定を行った。まず4種全てに確認された黄色でRf値が0.92~0.96となった色素であるが、黄色でRf値が0.93のカロテンであると考えられる。Rf値が0.9以上になる色素はカロテンのみである。また室内温度の影響や展開をとめるタイミング、薄層プレートのシリカゲル面の劣化、展開液の量、Rf値算出の際の分離した色素とスポットの距離を測る場所が違う、などの要因が誤差となりRf値が資料の値と一致しなかったと考えられる。 次に4種とも上から2番目に分離された色素について。これは植物によってRf値が0.56~0.63と大きく違いが見られたが、確認された色と分離した順番からクロロフィルaと考えられる。クロロフィルaのRf値は0.45である。実験で得られたRf値と大きく異なるが、これもカロテンの場合と同様に室内温度や薄層プレートのシリカゲル面の劣化や、色素の測る場所が異なる、などが誤差となり、Rf値が大きくなってしまったと考えられる。  続いてヒトエグサとホウレンソウで上から3番目に分離された色素について。先に述べたように、この色素のすぐ上に分離された色素をクロロフィルaとすれば、クロロフィルaの少し下にあり色がクロロフィルaより薄く黄緑色と確認できるため、クロロフィルbと考えられる。クロロフィルbのRf値は0.38で実験で得られた0.58、0.51と大きくことなるが、他の色素と同様の理由でRf値が大きくなってしまったと考えられる。  ヒトエグサとホウレンソウで上から4番目、5番目、6番目に分離した
  • レポート 理工学 薄層クロマトグラフィ クロロフィル 植物色素
  • 550 販売中 2007/01/26
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  • 有機色素の水-有機溶媒間分配
  • 目的  ある物質の、水と油のように互いに完全には混じり合わない二種類の液体への溶解度の違いを利用すると、水中の物質を有機溶媒に抽出したりあるいは逆に、有機溶媒中の物質を水に移すことができる。この現象は物質を分離・生成するためにしばしば利用される。本実験では、色素であるアリザリンを用いて、二液間分配現象を水相と有機相の色の変化を観察することによって確かめる。  また、吸収スペクトルを測定することによって、着色と吸収光の関係を確かめる。 概要  アリザリンはpH指示薬としても利用されている物質で、pHによって色が変化する。色の変化はその構造の変化と関連するのでアリザリンについてよく理解しておくことが絶対必要条件である。  入射光強度I。のある波長の光が、光路長dの物質層を透過して透過光強度Iとなったとする。I。>Iならこの物質はこの物質はこの波長の光を吸収している。 このとき、透過率Tおよび吸光度Aを次のように定義する。 透過率T=I/I。 吸光度A=-logT 波長を連続して変化させて吸光度を測定すれば吸収スペクトルを得ることができる。
  • レポート 理工学 有機 アリザリン 吸収スペクトル 色素 吸光度
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  • 葉緑体中の光合成色素の抽出と分離
  • 「葉緑体中の光合成色素の抽出と分離」 目的 ホウレンソウ中の光合成色素をモデルケースとして、生体から水溶成分や脂溶性成分を抽出、分離し同定する基礎的手法を習得する。 原理 分光器 いかなる形式にせよ分光器の基本部分は、光源、試料容器、モノクロメーター、検出器および検出器出力測定装置である。紫外および可視領域においては、光源は白熱灯あるいは放電管である。プリズムまたは回折格子がモノクロメーターとして使用される。プリズムが用いられるときには、プリズムの材質は電子スペクトルの波長域によって変わってくる。真空紫外領域ではフッ化カルシウムまたはフッ化リチウムプリズムが用いられるが、近紫外線領域では石英プリズムが使用される。可視領域ではガラスプリズムが採用される。肉眼、写真乾板および光電管が可視部の検出器として使用され、後二者は同じく紫外線領域に対しても用いられる。過去数年の間に光電分光光度器計が広く用いられるようになり、それらは写真乾板を用いる分光器にほとんど完全に取って代わった。光電管を用いる装置においては吸収強度の測定誤差がはるかに小さい。 分光光度測定の写真法は時間と経費がかかるというだけ
  • 実験 測定 モノクロ 分離 記録 合成 グラフ 研究 クロマトグラフィー 光合成
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  • 光の誘導現象の体験 -色素レーザーの作製、吸収実験―
  • 光の誘導現象の体験 -色素レーザーの作製、吸収実験― 1.結果 実験(1)―(Ⅰ) 図1 蛍光のスペクトル ピーク波長564nm, 半値全幅7.8nm 図2 レーザー光のスペクトル ピーク波長567.3nm 半値全幅6nm 実験(1)―(Ⅱ) 図3 レーザー光のスペクトル ピーク波長565.4nm 半値全幅4.3nm 実験(2) 図4 測定用のレーザー光のスペクトル ピーク波長565.4nm この波長でのモル吸光係数はテキストの図から1.33×104M-1cm-1 図5 入射光強度 28mV = 36.12µJ 図6 透過光強度(セル長1cm)18mV = 23.22µJ  ∴吸光度A = 0.1919  ランベルト・ベールの法則より  濃度c = A / εl = 1.443×10-5M l = 2cmの場合 A = 0.3838より I/I0 = 10-0.3838 ⇒ I = 14.92µJ = 11.57mV 図7 透過光強度(セル長2cm)10.5mV = 13.55µJ 課題 (a)レーザーの種類 固体レーザー 媒体が固体であるものを固体レーザーといい、クロムイオンをサファ
  • レーザー 実験 理工学
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  • 酸化物半導体型光触媒による有機色素の分解
  • 実験レポート 酸化物半導体型光触媒による有機色素の分解 1.目的  光触媒は光照射下で反応を促進させる物質である。今回の実験では代表的な光触媒であるTiO2用いてメチレンブルーを分解し、吸光光度測定により光触媒活性を評価し、光触媒についての知見を得る。 2.理論 2.1光触媒反応の原理 二酸化チタンのバンド構造は、チタンの3d軌道からなる伝導帯と、酸素の2p軌道からなる価電子帯により形成されている。伝導帯の下端と価電子帯の上端のエネルギー差をバンドギャップといい、そのバンドギャップ以上のエネルギーを有する光を照射すると、価電子帯から伝導帯に電子が励起され、伝導帯には電子が、価電子帯には正孔がそれぞれ生じ、光触媒反応が起こる。 2.2 Lanbert-Beerの法則  色素の濃度がcである溶液の厚さlを通過する間に、光の強度が入射光I0から透過光Iまで減衰したとき、次の関係が成り立つ。 (1)  ここで、Aは吸光度といい、A = log (I0 / I)で定義される。εはモル吸光係数という物質定数である。 (1)式は色素以外の溶質による吸収や溶媒による吸収、セルによる吸収などを考慮してい
  • 酸化物半導体型光触媒 光触媒 吸光光度測定 二酸化チタン バンド構造 Lanbert-Beerの法則 酸化チタンの製造法 実験 理工学 Beer-Lambert law
  • 550 販売中 2008/10/05
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