倫理学

閲覧数1,675
ダウンロード数3
履歴確認

    • ページ数 : 2ページ
    • 会員550円 | 非会員660円

    資料紹介

    課題?
     恋と友情は、共に非常に利己主義的である。
     この二つの似ている箇所としてまず、恋愛でも友情でも、共通している要素が三つある。一つ目は動物的な決定要素があるということ、つまり相手のルックスや生活スタイル、息遣いなどすべてをまとめて、見た瞬間、本能的な部分で「自分はこの人と合うか合わないか」ということを決める。
     二つ目は、恋愛も友情も自分の努力の量に比例しているということ。自分がある人間に対して努力すると、それに見合うだけの感情が出てくる。どちらにおいても手間ヒマはかかるが、損をしたくはない。ある程度の関与をしないと成立することはないのである。
     三つ目の要素は、「メリットがあるかどうか」ということである。しかしこの要素は、両者に共通すると同時に、決定的な違いでもある。同じ「メリット」でも、自分の人間としての種の生き残りにメリットがあるのが恋愛で、自分の個人的な生き残りにメリットがあるのが友情である。つまり、子孫を作って生活していく上で成功するかどうかというような本能的な感情が恋愛感情で、困ったときに助けてくれるなど、個人の存続にメリットがある場合が友情である。
     そして、全く独自の見解ではあるが、恋と友情の間には、決定的な「欲求」の違いがあると思われる。これは、両者の欲求の程度が違うのではなく、それが向けられる対象が違うのである。友情は相手の「心」が欲しいのに対し、恋はその対象が「肉体」にも向けられる。「私」が好意を寄せる相手の肉体が、他者の方向を向いて、例えば話をしているとき、「私」は嫉妬をする。しかし、この相手は、肉体が他者の方向を向いているだけであって、果たして心が他者に向いているかどうかは推測し難い。つまり、「私」は相手の「肉体」が欲しいのである。

    タグ

    資料の原本内容 ( この資料を購入すると、テキストデータがみえます。 )

    倫理学Ⅱ課題レポート
    課題Ⅰ
    恋と友情は、共に非常に利己主義的である。
    この二つの似ている箇所としてまず、恋愛でも友情でも、共通している要素が三つある。一つ目は動物的な決定要素があるということ、つまり相手のルックスや生活スタイル、息遣いなどすべてをまとめて、見た瞬間、本能的な部分で「自分はこの人と合うか合わないか」ということを決める。
    二つ目は、恋愛も友情も自分の努力の量に比例しているということ。自分がある人間に対して努力すると、それに見合うだけの感情が出てくる。どちらにおいても手間ヒマはかかるが、損をしたくはない。ある程度の関与をしないと成立することはないのである。
    三つ目の要素は、「メリットがあるかどうか」ということである。しかしこの要素は、両者に共通すると同時に、決定的な違いでもある。同じ「メリット」でも、自分の人間としての種の生き残りにメリットがあるのが恋愛で、自分の個人的な生き残りにメリットがあるのが友情である。つまり、子孫を作って生活していく上で成功するかどうかというような本能的な感情が恋愛感情で、困ったときに助けてくれるなど、個人の存続にメリットがある場合が友情である。
    ...

    コメント1件

    wata1016 購入
    なんで途中で切れてるんですか?
    2008/12/11 22:24 (16年前)

    コメント追加

    コメントを書込むには会員登録するか、すでに会員の方はログインしてください。