「富士山を世界遺産に」
富士山は日本人にとって昔から大きな意味をもってきたといえる。浮世絵などの絵画にもおさめられているように、美意識の根源ともいうことができる。
そんな富士山を世界遺産にしたいと思う人は少なくないだろう。
富士山はその姿が美しいなどの「世界遺産に登録すべき価値」をいくつももち、評価されているが、その候補地として選ばれていない。
それは紛れもなくその「環境問題」、なかでも「ごみ問題」が原因である。
では、どのようなごみ問題が富士山の世界遺産化を阻んでいるのだろうか。
まずそのひとつに「スバルライン開通による観光地化によるごみ問題」。
スバルラインとは1964年に山梨県に開...