資料:2件
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直流安定化電源回路の製作
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考察
1. 日本におけるバイポーラトランジスタは以下のように命名されている。
2SAxxx PNP型高周波用
2SBxxx PNP型低周波用
2SCxxx NPN型高周波用
2SDxxx NPN型低周波用
2. 何らかの理由で平滑回路の出力電圧が上昇した場合
? かりに、何かの理由で出力電圧が上昇したとする。
? Tr1(10kΩ VRに接続しているトランジスタ)のベース電圧もR1:R2(10kΩ VRの比)の分圧比に応じて高くなる
? ところがTr1のエミッタ電圧は、ツエナーダイオードDzによって、一定電圧に抑えられているので、Tr1のベース・エミッタ間の電圧は大きくなり、Tr1のベース電流は増加する。
? したがって、Tr1のコレクタ電流が増加し、I1も増加する。
? その結果、RL(5.1kΩの抵抗)の両端の電圧降下も大きくなり、Tr2のベース電圧は減少し、Tr2(ここでは多段に接続されているトランジスタの事を指す)のベース・エミッタ間の電圧は小さくなる。
? そこで、Tr2のベース電流は減少し、Tr2のコレクタ電流I2も減少する。
? これはTr2の内部抵抗が大きくなったことを意味し、出力電圧を減少させることになり、出力電圧は一定となる。
3. 上の説明どおりVRを上の方に動かした場合、Tr1のベース電圧もR1:R2の分圧比に応じて高くなるので、上の結果と同じことになり、出力電圧は減少する。
4. 3端子レギュレータLM317の特徴は以下の通りである。
LM317 は、出力電圧1.2 〜 37V で出力電流1.5Aを供給できる正電圧可変型3 端子レギュレータIC です。 出力電圧は外付けの2 個の抵抗で設定でき、通常の固定型レギュレータより優れたライン/ ロード・レギュレーションを実現しています。(データシートより)
5. 今回の回路と、LM317で作製した場合を比較した場合、リップル率が今回の場合よりも大きくなる。
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