サイリスタの実験

閲覧数7,079
ダウンロード数12
履歴確認

    • ページ数 : 8ページ
    • 会員550円 | 非会員660円

    資料紹介

    ・概要
    今回の実験はサイリスタ(SCR)の動作原理を、基本的な特性について実験をおこなった。
    まず、今回始めて触れるサイリスタだが、サイリスタとは導通状態(オン状態)、遮断状態(オフ状態)という2つの安定状態を持つスイッチング素子であり、その特性と動作原理について学んだ。
    まず、サイリスタがオフ状態とオン状態との波形の形の違いを観測した。サイリスタがオフ状態の時は入力波形とアノード・カソード間の波形が同じ形となりRL間の両端にはあまり電圧がかからなかった。サイリスタをオンにする(ゲート電圧を4Vくらいまで上げる)と、アノード・カソード間の波形の上側が切り取られたような形になり、RL間の波形がA・K間の切り取った部分の波形が現れた。そのとき入力波形は変わらなかったが、RL間とA・K間の合成した波形が入力電圧の波形になることが確認できた。
    次はA・K間の電圧Vaを固定しゲート電圧を上げターンオンさせ、その時のゲート電圧VRG、ターンオン前後のA・K間の電圧Vaの変化、ターンオン後の電流Iaを観測した。ゲート電圧を徐々に上げて行くと、だんだんVaが低下していき、ある位まで行く急激に低下した。その値はVaが高くなればなるほどVRGが低い値、ターンオンが起こる直前のVaも高いところでターンオンが起きていた。ターンオン後のVaの値はどの時でもあまり変化はなく2〜3Vと一定だった。ゲート電圧を0Vにした時のIaの変化は85〜95VまではIaが0になったが、あとはIaの値が下がらずVRGが0Vで流れていた。
    次にVaを100Vと設定し、ゲート電圧を上げターンオンさせ、直流電源Vsを100〜0Vまで5V刻みで変化させた時のVaとIaの値を測定した。Vaが100〜90VまではVaが徐々に上がりIaが徐々に下がっていった。

    資料の原本内容 ( この資料を購入すると、テキストデータがみえます。 )

    電気実験報告書
    サイリスタ(SCR)
    実験日 1/20
    提出日 1/26
    概要
    今回の実験はサイリスタ(SCR)の動作原理を、基本的な特性について実験をおこなった。
    まず、今回始めて触れるサイリスタだが、サイリスタとは導通状態(オン状態)、遮断状態(オフ状態)という2つの安定状態を持つスイッチング素子であり、その特性と動作原理について学んだ。
    まず、サイリスタがオフ状態とオン状態との波形の形の違いを観測した。サイリスタがオフ状態の時は入力波形とアノード・カソード間の波形が同じ形となりRL間の両端にはあまり電圧がかからなかった。サイリスタをオンにする(ゲート電圧を4Vくらいまで上げる)と、アノード・カソード間の波形の上側が切り取られたような形になり、RL間の波形がA・K間の切り取った部分の波形が現れた。そのとき入力波形は変わらなかったが、RL間とA・K間の合成した波形が入力電圧の波形になることが確認できた。
    次はA・K間の電圧Vaを固定しゲート電圧を上げターンオンさせ、その時のゲート電圧VRG、ターンオン前後のA・K間の電圧Vaの変化、ターンオン後の電流Iaを観測した。ゲート電圧を徐々に...

    コメント0件

    コメント追加

    コメントを書込むには会員登録するか、すでに会員の方はログインしてください。