Martin Luther King Jr.

閲覧数2,613
ダウンロード数7
履歴確認

    • ページ数 : 2ページ
    • 会員550円 | 非会員660円

    資料紹介

     講義の第2講で、専制的なリーダーと民主的なリーダーの例として、ヒトラーとガンジーが挙げられていた。今回は、この民主的なリーダー:ガンジーの影響を強く受けた、マーティン・ルーサー・キング・Jr.牧師について考えていくことにする。
     キング牧師は、アメリカ合衆国の人種差別撤廃運動の指導者である。バス・ボイコット運動(1955年)や「I have a dream・・・」の演説(1960年)が有名である。これらの運動の支えとなったのがマハトマ・ガンジーの「非暴力主義」と「キリスト教的愛」であった。この運動が盛り上がり、「人種による隔離は違法である」などの最高裁の判決を経て、公民権法(1964年)と選挙権法(1965年)が成立し、黒人に対する完全な法の下の平等が実現した。キング牧師は1964年にノーベル平和賞を受賞した。しかし、1968年にテネシー州メンフィスで暗殺された。
     キング牧師のリーダーシップについて、講義の流れに沿って見ていく。
     第2講:リーダーシップ・スタイルで見ると、キング牧師は「民主的リーダー」だろう。デモ等への参加・不参加の意思決定はフォロワーにあり、運動の目的は演説で伝えられる。特に演説に関しては、キング牧師は相当上手かったようだ。
     第3講:特性理論から見ると、キング牧師の行動特性が分かる。LBDQ(Leader Behavior Description Questionnaire:リーダー行動記述質問紙)のうち、?代表性?不確実性耐性?説得力?役割遂行?統率力、といった特性があるだろう。?代表性は、デモの先頭に立つ、演説をするといった行動に現れている。?人種差別撤廃運動そのものが成功するか、効果があるか分からないものである。それにもかかわらず、「夢」の実現を信じて活動を続けていったところに、不確実性耐性が現れている。?説得力については、キング牧師が行った演説の数々を見ればよく分かる。分かりやすく、且つ明確なビジョンを伝えている。

    資料の原本内容 ( この資料を購入すると、テキストデータがみえます。 )

    Martin Luther King Jr.
     講義の第2講で、専制的なリーダーと民主的なリーダーの例として、ヒトラーとガンジーが挙げられていた。今回は、この民主的なリーダー:ガンジーの影響を強く受けた、マーティン・ルーサー・キング・Jr.牧師について考えていくことにする。
     キング牧師は、アメリカ合衆国の人種差別撤廃運動の指導者である。バス・ボイコット運動(1955年)や「I have a dream・・・」の演説(1960年)が有名である。これらの運動の支えとなったのがマハトマ・ガンジーの「非暴力主義」と「キリスト教的愛」であった。この運動が盛り上がり、「人種による隔離は違法である」などの最高裁の判決を経て、公民権法(1964年)と選挙権法(1965年)が成立し、黒人に対する完全な法の下の平等が実現した。キング牧師は1964年にノーベル平和賞を受賞した。しかし、1968年にテネシー州メンフィスで暗殺された。
     キング牧師のリーダーシップについて、講義の流れに沿って見ていく。
    第2講:リーダーシップ・スタイルで見ると、キング牧師は「民主的リーダー」だろう。デモ等への参加・不参加の意思...

    コメント0件

    コメント追加

    コメントを書込むには会員登録するか、すでに会員の方はログインしてください。