筋力増強運動 muscle strengthening exercise について

閲覧数14,371
ダウンロード数11
履歴確認

    • ページ数 : 4ページ
    • 会員550円 | 非会員660円

    資料紹介

    1.筋力増強運動とは
     以下のような目的のために、関節運動に負荷を加えてする運動のこと。
    2.目的
    1)筋力の維持
    2)筋萎縮の予防
    3)萎縮し、弱体化した筋の強化(廃用症候群など)
    4)残存筋を強化し、機能の代償を行わせる(末梢神経損傷など)
    5)正常な筋を平均以上に強化する(スポーツ選手、脊髄損傷における下肢機能の代償としての上肢筋力の強化など)
    3.基本的事項
     1)筋力の増強は、活動する筋の運動単位 motor unit の増加や放電頻度の増加といった神経系の改善と、筋の肥大によって得られる。
     2)それぞれの筋によって、高い張力を発生させる運動が異なるので、適した選択をする。
     3)筋線維の肥大の程度は負荷の大きさに比例する。(ただし、筋力の弱化が明白な筋に対する高負荷の抵抗は筋線維の壊死を招く場合があるので注意が必要である)
     4)筋張力の大小関係は、求心性収縮<等尺性収縮<遠心性収縮 となる。
     5)一側の筋を強化することで、運動していない他側の筋も筋力が増加する(交叉性効果)。
    4.筋力増強運動の一般原則
     1)オーバーロードの原則 over load principle (過負荷の原則)
     運動効果を得るためには、一定以上の負荷を加えてある時間以上の運動を行うことが必要であり、以下の4つの基本条件が満たされてはじめて訓練の効果が期待できる。

    資料の原本内容 ( この資料を購入すると、テキストデータがみえます。 )

    筋力増強運動 muscle strengthening exercise について
    1.筋力増強運動とは
     以下のような目的のために、関節運動に負荷を加えてする運動のこと。
    2.目的
     1)筋力の維持
    2)筋萎縮の予防
     3)萎縮し、弱体化した筋の強化(廃用症候群など)
     4)残存筋を強化し、機能の代償を行わせる(末梢神経損傷など)
     5)正常な筋を平均以上に強化する(スポーツ選手、脊髄損傷における下肢機能の代償としての上肢筋力の強化など)
    3.基本的事項
     1)筋力の増強は、活動する筋の運動単位 motor unit の増加や放電頻度の増加といった神経系の改善と、筋の肥大によって得られる。
     2)それぞれの筋によって、高い張力を発生させる運動が異なるので、適した選択をする。
     3)筋線維の肥大の程度は負荷の大きさに比例する。(ただし、筋力の弱化が明白な筋に対する高負荷の抵抗は筋線維の壊死を招く場合があるので注意が必要である)
     4)筋張力の大小関係は、求心性収縮<等尺性収縮<遠心性収縮 となる。
     5)一側の筋を強化することで、運動していない他側の筋も筋力が増加する(交叉性効果)。
    ...

    コメント0件

    コメント追加

    コメントを書込むには会員登録するか、すでに会員の方はログインしてください。