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はじめに
ディジタル信号処理の基礎である「標本化」と「量子化」について理解する.さらに,自
分が考えた信号波形を合成し,それを分析してみることによって,信号処理を体で感じる.
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実験テーマ 1:「標本化」
2.1
Nyquist 条件
2.1.1 標本化と Nyquist 条件
標本化とは,時間的に連続した信号を一定の間隔をおいて測定することによ
って,連続でないデータとして収集する事である.その再,標本化速度は波形
に含まれる最高周波数の 2 倍以上でなければならない.
この条件の事を Nyquist
条件という.この条件に反すると折り返し誤差が発生する.この実験では,様々
な条件下でこの折り返し誤差について比較した.
2.1.2 結果
標本化速度 10000samoes/sec において,Nyquist 条件を満たすように,周
波数 1000Hz,振幅 1000,初期位相 0 度で生成した波の波形を図 1-1 に,そ
れを DFT し,スペクトル表示したものを図 1-2 に示す.
標本化速度,振幅,初期位相は同条件で,Nyquist 条件を満たさないように
生成した...