自閉症についての一考察

閲覧数2,294
ダウンロード数9
履歴確認
  • 1
  • 2
  • 3

  • ページ数 : 3ページ
  • 会員550円 | 非会員660円

資料紹介

1. 自閉症の定義
簡単に言うと、自閉症は発達障害で、特に対人関係に障害がある。 
DSM−?の診断基準に基づくと、
? 対人的相互作用の質的障害
? 意思伝達の質的障害
? 行動、興味、活動が限定され、反復的で常習的
2.自閉症の原因
 神経系の異常、遺伝的要因、染色体異常、胎児期の環境的要因、ウィルス感染など様々なか説が考えられるが、まだよく分かっていない。
3.自閉症についての進化論的考察
 自閉症者の割合は0.1%(1万人に10人)であるといわれている。「自閉症の人たち自身が子供をもつのは極めてまれなことです。」(自閉症者の謎を解き明かす、p138)だとすれば社会的に適応しているとは考えにくい自閉症者がなぜ常にこの割合で存在するのだろうか。本来ならば人類の進化の歴史の中で自然淘汰されていただろうが。ダウン症についても同じことが言える。ひょっとすると、今後のヒトゲノム計画の中で、自閉症の原因となる遺伝子が発見されれば、その遺伝子がどんな理由で存在しているのかわかるかもしれない。また、進化の過程の中で自閉症遺伝子がどのような意味付けをしていたのかがわかれば、人類の進化の道筋を明らかにする事ができるのではないだろうか。
4.ELIZAとの会話
 「自閉症の人とロボットとの間には、象徴的な意味でのいくつかの表面的類似性があるだけではなく、自閉症の人と私たちとの会話には、AIと人との会話とある種の本質的類似性がある可能性が示唆される。」(p334)
 言語プログラムであるELIZAと自閉症者の会話が少しにているというので、私は実際にELIZAとの会話を試みた。
E: Hello. I am ELIZA. How can I help you?
J: Hello. I am Junpei.
E: How do you do. Please state your problem.
J: I want to hear your problem
E: Why do you want to hear your problem?
J: Because I want to know you more.

資料の原本内容 ( この資料を購入すると、テキストデータがみえます。 )

自閉症についての一考察
自閉症の定義
簡単に言うと、自閉症は発達障害で、特に対人関係に障害がある。 
DSM-Ⅳの診断基準に基づくと、
対人的相互作用の質的障害
意思伝達の質的障害
行動、興味、活動が限定され、反復的で常習的
2.自閉症の原因
 神経系の異常、遺伝的要因、染色体異常、胎児期の環境的要因、ウィルス感染など様々なか説が考えられるが、まだよく分かっていない。
3.自閉症についての進化論的考察
 自閉症者の割合は0.1%(1万人に10人)であるといわれている。「自閉症の人たち自身が子供をもつのは極めてまれなことです。」(自閉症者の謎を解き明かす、p138)だとすれば社会的に適応しているとは考えにくい自閉症者がなぜ常にこの割合で存在するのだろうか。本来ならば人類の進化の歴史の中で自然淘汰されていただろうが。ダウン症についても同じことが言える。ひょっとすると、今後のヒトゲノム計画の中で、自閉症の原因となる遺伝子が発見されれば、その遺伝子がどんな理由で存在しているのかわかるかもしれない。また、進化の過程の中で自閉症遺伝子がどのような意味付けをしていたのかがわかれば、人類の進化の道筋を...

コメント0件

コメント追加

コメントを書込むには会員登録するか、すでに会員の方はログインしてください。