<発熱>
A、症状
全身症状
→悪寒・戦慄、発汗、倦怠感、痙攣など
循環・呼吸器症状
→ 心拍数・脈拍数の増加(1℃上昇ごとに7-8回/分の増加)、心悸亢進、血圧低下、呼吸数の増加、咳そう、喀痰など
代謝
→代謝亢進(基礎代謝は1℃上昇ごとに13%の増加)し、酸素消費量が増加する。その結果、循環・呼吸機能が亢進する。
消化器症状
→ 咽頭痛、口内炎、腹痛、悪心・嘔吐、食欲不振、下痢、消化機能低下など
水・電解質のバランス
→ 尿量低下、皮膚乾燥、脱水、口渇など
筋・骨格系症状
→ 筋肉痛、関節痛
神経症状
→頭痛、意識障害
皮膚症状
→ 発疹、紅斑、黄染、リンパ節の腫脹など
B、看護
観察計画
平常時の体温と体温変動因子
発熱の程度
発熱の時期と持続時間および熱型
前駆症状および発熱前の状況
髄半症状の有無と程度
発熱の原因
実施されている治療と効果・副作用
検査結果
日常生活への影響
ケア計画
体熱放散の抑制(保温)
悪寒・戦慄がある場合は、電気毛布、電気あんか、湯たんぽんなどを使用する。室温はやや高めにする。
体温放散の助長(解熱の促進)
室内気候の調整:室温は16-18℃くらいに...