リスクを考える場合、事象として、疾病発生によって健康が損なわれるなど、何らかの価値が損なわれることを扱う場合が多い。
また、「環境の価値」から、利用価値を考えてみると、
?直接的利用価値:消費可能な生産物として得られる価値。・・・木材生産、食糧生産等
?間接的利用価値:消費できないが間接的に利用することで得られる価値。レクリエーション機能、水源涵養機能、国土保全機能など(例えば、干潟のアサリの水質浄化機能)としての価値も含む。
?オプション価値:現在利用されていないが、将来的には利用される可能性があるので、それまで自然環境を残しておくことで得られる価値。
反対に非利用価値として、
?遺産価値:遺すものがあるという価値
?存在価値:存在するという情報によって得られる価値
【環境管理】
・環境保全は、人類の存在そのものや生活の利便性、福祉といったものと相反する面があるので、環境保全策を実施するには、環境保全の効果と他の面への(多くの場合負の)効果(しかも人や地域によって異なる)をうまく調整しなければならい。この調整が環境リスク管理(環境リスクマネジメント)の役割
・環境リスク管理(環境リスクマネジメント)は、
?環境リスク管理削減を目的
?その削減策がより大きな別のリスクを生まない
?限られて資源の下で削減の優先順位をつける
?他の原因による健康リスクや生態リスク削減策との整合性を考える
【環境リスクアセスメント】
?環境リスクアセスメントをするのは、環境管理を目的にしているのだから、コスト
の評価も重要
?環境影響評価法では、一定規模以上の公共事業を実施する前に、環境影響評価をすることが義務付けられている。*1000ページくらいの評価書ができ、それが公開されてPIを行うのが普通(とはいっても、1000ページの専門用語と数字が載っている文書を読める人はそうそういない。)
? 小規模の開発では義務付けられてはいないが、環境問題や生態系のような複雑系では間接影響の非決定性のために多面的なアセスメントの意義は大きい。
環境問題とリスク
リスクを考える場合、事象として、疾病発生によって健康が損なわれるなど、何らかの価値が損なわれることを扱う場合が多い。
また、「環境の価値」から、利用価値を考えてみると、
直接的利用価値:消費可能な生産物として得られる価値。・・・木材生産、食糧生産等
間接的利用価値:消費できないが間接的に利用することで得られる価値。レクリエーション機能、水源涵養機能、国土保全機能など(例えば、干潟のアサリの水質浄化機能)としての価値も含む。
オプション価値:現在利用されていないが、将来的には利用される可能性があるので、それまで自然環境を残しておくことで得られる価値。
反対に非利用価値として、
遺産価値:遺すものがあるという価値
存在価値:存在するという情報によって得られる価値
【環境管理】
環境保全は、人類の存在そのものや生活の利便性、福祉といったものと相反する面があるので、環境保全策を実施するには、環境保全の効果と他の面への(多くの場合負の)効果(しかも人や地域によって異なる)をうまく調整しなければならい。この調整が環境リスク管理(環境リスクマネジメント)の役割
環境リスク管理(環境...