教師に必要とされる資質能力とは、昭和62年12月18日付の本審議会答申「教員の資質能力の向上方策等について」の記述をもとに考えると、一般に、「専門的職業である『教職』に対する愛着、誇り、一体感に支えられた知識、技能等の総体」と説明できる。具体的には、地球的視野に立って行動する資質能力や、時代の変化に対応する能力、子どもの成長を喜べる豊かな人間性、教職に対する情熱・使命感などがあげられる。どれも教師にとって必要不可欠な資質能力であるが、私はその中でも「子どもの変化に敏感に反応し、対応出来る能力」が今の時代の教師に最も必要とされている資質能力なのではないかと考える。
教師は子どもの変化に敏感になら...