〈目的〉
Victor Meyer法によりエーテルの分子量を測定する。
※学生実験のレポートです。
Victor Meyer 蒸気密度法
●目的●
Victor Meyer法によりエーテルの分子量を測定する。
●理論●
ビクトルマイヤー法(Victor Meyer)法 蒸気の密度または分子量を測るには、図7.8のような装置を用いる。Bは長さ約60cm位の管で、図のように上方に左右に枝管をもつ。一方の枝管にはゴム管をはめ、そのゴム管を通してガラス棒を挿入する。蒸気密度を測ろうと思う試料溶液0.2~0.3g位を、薄い壁の小ガラス球に封じ、これを図のように管内に入れ、上記ガラス棒で支える。もしこのガラス棒を引き出すと、球は落下し、管の底で破壊される仕組みである。B管の底にはガラス破片またはガラス玉のようなものを入れておき、球が落ちてその中の液が蒸発し急に冷却されるとき管底がひび割れることを防ぐ。B管より右の方へ出ている枝管は、短いゴム管で図のようにガスビュレットにつなぐ。この際ガラス管を、ゴム管を用いて接続するには、ゴム管内で両方のガラス管口が相接するに至るまで、深く差し込んでおく。
Hはビュレットで、その上端にはFおよびGになる2個の活栓をつけてある。ビュレットHおよび液溜Kには水を入...