夏の桀王・殷の紂王
【桀王】
桀王は現在確認されているうちでは中国最古の王朝「夏」の第17代にして最後の君主。「桀」は号、あるいは諡号であり、本名は「姒履癸」であるとされる。伝説によれば非常に強い腕力の持ち主で、鉄でできた鍵を曲げ伸ばすこともできたという。
諸部族を討伐した際、そのうちの有施氏から娘「妹喜」を奪い取って后とした。それからというものその妹喜を非常に寵愛し、国事を顧みることなく国の財産を浪費し、酒色にふけったため、いったんは捕らえた部下の「子履(のちの殷の湯王)」の反乱にあい、逃亡したがついに討たれ、夏王朝は滅亡した。
【紂王】
夏の桀王を倒したあと、湯王が開いた「殷」王朝最後...