連関資料 :: 不登校
資料:32件
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不登校
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不登校への対処
不登校の子どもたちは多く、誰にでも起こりうる
「学校に行きたいけれども行けない」という不安等情緒的混乱の型が最も多い
中学生では無気力型が多く、遊び・非行型も小学生に比べ急増する
近年では安易な登校刺激は与えないほうがよいという考え方が定着しつつある
→ 登校刺激を与えると、「学校へ行かなくては!」という義務感をさらに強め、
その義務を果たせない自分に対して…
嫌悪感からひきこもり、自傷行為、家庭内暴力などの二次反応を
引き起こす場合がある
低所得層で家族崩壊の家庭、授業についていけないなどの原因
→ その場合は学校から排除されたという意味合いが強くなるので、
学校との信頼関係を回復する中で早期に登校を促すのが良い場合もある
子どもの内面を知ること
→ 専門医師の助言により治療を要する場合を除いて、教員は積極的に
生徒に働きかける必要がある
不登校の子どもには、時間的・空間的な居場所はあっても、
精神的な居場所のないことが多い
・教員は基礎的なカウンセリングの技法を学ぶこと
・学級集団に溶け込めるような個別的な援助
以前では、無理に学校に連れて行くという指導も取られ、それがかえって
余計に学校へ行きにくくなるということがあった。
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81ての「不登校・登校拒否」「不就学」
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教育福祉問題としての「不登校・登校拒否」「不就学」
1 はじめに——この問題への視点
1.1 教育福祉とは「福祉の名の下に子どもの学習・教育の権利は軽視され、教育の名において子どもの福祉は忘れさられてい」ることを、「子どもの教育と福祉の権利」が「統一的にとらえられていない」権利保障上の問題として捉えようとする概念(小川利夫・高橋正教編『教育福祉論入門』光生館)です。教護院入所児童が義務教育を受けられなかったということも典型的な問題。
1.2 教育学者として不登校児童をめぐる問題を対象にしている窪島務氏は、「登校拒否」を「学校不適応」とする見方に対して、「問題となっているのは、子どもの『学校不適応』なのではなく、まさに、学校や教師さらには社会の『子ども不適応』状態なのではないのか。その結果として、被害者としての『学校不適応』児が生まれてくると考えられないだろうか。」と問題のとらえ方の転換を説いている(「自立への長い助走−『登校拒否』」、井ノ口・近藤・窪島編『子どもに学ぶ教育学』ミネルヴァ書房、1990年、160頁)。
1.3 なお、十分な外国籍・無国籍の子どもが増えているが、このことに対しても、日本の学校教育はまったく「不適応」状態である。
2 「不登校」児童・生徒が約13万人——どう理解するか?
2.1 生涯学習政策局調査企画課「平成14年度 学校基本調査速報の結果について」平成14年8月( http://www.mext.go.jp/b_menu/toukei/001/002/020801.htm )。
* 平成13年度間の長期欠席者(30日以上の欠席者)のうち,「不登校」を理由とする児童生徒数は13万9千人。
* 平成13年度間の長期欠席者数は,小学校7万7千人(前年度間より8百人減少。対前年度比1.1%減),中学校14万9千人(前年度間より3千人増加。対前年度比2.1%増)の合計22万6千人(前年度間より2千人増加。対前年度比1.0%増)。
* 「不登校」を理由とする児童生徒数は,小学校2万7千人(前年度間より1百人増加。対前年度比0.5%増),中学校11万2千人(前年度間より4千人増加。対前年度比4.0%増)の合計13万9千人(前年度間より4千人増加。対前年度比3.3%増)で,30日以上の欠席者を調査し始めた平成3年度間以降過去最多。
* →上記の数字は、小中学校の在学生数の減少にもかかわらず「最多」となっていること(小学校の児童数は前年度より5万8千人減少、中学校の生徒数は前年度より12万9千人減少)や、保健室登校やフリースクールへ通うこと等を登校扱いする学校が増えているにもかかわらず、上記の数字になっていることに留意すべきである。
2.2 生涯学習政策局調査企画課「平成15年度 学校基本調査速報の結果について」
2003年8月( http://www.mext.go.jp/b_menu/toukei/001/03080801/001.htm )。
* 平成14年度間の長期欠席者(30日以上の欠席者)のうち,「不登校」を理由とする児童生徒数は13万1千人で初めての減少(8千人減少)。
* 平成14年度間の長期欠席者数は,小学校6万8千人(前年度間より9千人減少。対前年度比11.8%減),中学校13万6千人(前年度間より1万3千人減少。対前年度比8.5%減)の合計20万4千人(前年度間より2万2千人減少。対前年度比9.6%減)。
* 「不登校」を理由とする児童生徒数は,小学校2万6千人(前年度間より6百人減少。対前年度比2.4%減),中
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- 全体公開 2007/12/14
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登校拒否・不登校の克服
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今日、豊かな人間性をはぐくむべき学校教育においても、登校拒否・不登校の問題が生じている。これはどのような状況で生じ、またどのような克服の仕方が考えられるか。
不登校とは「何らかの心理的・情緒的、身体的、あるいは社会的要因・背景により、児童・生徒が登校しないかあるいは登校したくてもできない状況にある」(古川聡編著『教職に生かす教育心理』福村出版、2000年、p149)ことをいう。
文部省の調査によると、1998年度に不登校を理由として30日以上欠席した小・中学生の数は約13万人であり、年々増加傾向にある。これを全体の児童生徒数との割合で見ると、小学校では283人に1人、中学校では39人に1人である(内田照彦・増田公男編著『要説 発達・学習・教育臨床の心理学』北大路書房、2000年、p178)。不登校となった直接のきっかけとしては、学校生活に起因するもの、家庭生活に起因するもの、本人の問題に起因するなどものがある。
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不登校になる前に
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今回講義で,不登校の定義は年間30日以上の長期欠席者のうち「何らかの心理的,情緒的,身体的,あるいは社会的要因・背景により,登校しないあるいはしたくてもできない状況にある状態」ということ,そして現在,中学生の37人に1人が不登校であるということなどを学び,平成13年から不登校の児童生徒が少しずつへっているとはいえ当たり前に存在するその現状に問題を感じずにはいられなかった。当たり前に存在する,ということはつきつめるとそうなる前に,早期発見・早期対応ができていないということになるのではないか。現在不登校の児童生徒の居場所となる諸施設(フリースクール)などが一般化しつつあるが,一旦学校を離れると手が届かなくなるからだろうか,その諸施設に任せきりでそのまま見放す形となる学校も少なくないと聞く。果たしてそれだけでよいのか。フリースクール等が増えていくにつれ,不登校を学校で対応しきれていない,また学校は子どもが不登校になってしまう前のシグナルにきづけていないという気がしてならない。しかしそのシグナルというものはすごくささいな変化であったりするのではないか。担任であるなら1人で30〜40人の多種多様の育ち方をした子ども全員の変化に細かに気がつくべきなのだろうか。それはそうなのかもしれない。もちろん教師の把握力はとわれるべきである。しかしそれが完璧にできる人間はどれほどいるだろう。また,クラスの問題は担任一人の責任にされてしまう場合も多いと聞く。しかし不登校が多い中学校は教科担任制である。多くの教師が生徒を見れる環境にある。中学校こそ,その制度を生かして学校運営していくべきではないか。
私が中学生の時,隣のクラスであったが長期にわたって欠席していた女の子がいた。転校生で,前の学校でも不登校になり転校してきたらしいのだが,転校してきて3,4日通いすぐ不登校になってしまったので私は顔も知らない。
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青年の不登校について
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?問題の実態
不登校は学校に登校しない全ての状態のことをいう。主に身体疾患や経済的理由を除いた心理的、情緒的、社会的な要因によって児童・生徒が学校に行けないという状態を示すものであり、以前は「学校恐怖症」「登校拒否」という風に言われてきた。
不登校は大きく分けると5つのタイプに分けられる。まず、統合失調症やうつ病、神経症などといった精神障害の発病の結果、不登校になってしまうタイプがある。怠学の傾向がある生徒の一部は、学習意欲に乏しく、時折欠席したり、教師や親に言われて登校するが持続しない無気力型や、学校・家庭に適応できずに非行グループに入り、学校に来なくなる非行型の2種類に分けられる。また、積極的・意図的不登校の生徒もいる。そのような生徒は学校へいく意味を認めないで、自分の好きな方向を選んで学校を離脱する。他には転校や病気、その他の客観的要因が明らかにあり、それが解消すると共に登校するようになる生徒もいる。最も典型的な不登校のタイプは、以前は学校恐怖症といったものも含まれる、神経症的不登校である。神経症的不登校の中にも、優等生の息切れ型で親からの心理的独立の挫折、自己内の葛藤に起因するタイプと、社会的情緒に未成熟で、困難や失敗をさけて、安全な家庭内に逃避する甘やかされたタイプがある。
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不登校の現状
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不登校の現状は、この10年で大幅に増加した。文部科学省の発表によると、この10年間で不登校の児童・生徒数は、小学校で2.6倍、中学校では2.7倍にも増加しており、約13万4000人が不登校となっている。しかし、都道府県によっては、不登校を病欠扱いにしているため、正確な数値は異なる。
不登校の要因や背景としては、学校、家庭、本人に関わる様々な要因がある。
学校の問題では、教師が絶対的な存在で、画一的な空間で息苦しさを感じ、不登校になる場合がある。本人の問題では、社会性をめぐる問題、人生目標や自分の将来像に夢や希望を持てず、無気力となったり、学習意欲が低下している場合がある。
家庭の問題では、家庭の教育力の低下や保護者自身ゆとりがない、しつけに対する迷いや長年に渡る夫婦間の葛藤等があり、それらの問題が複雑に絡み合っている場合が多い。
昨年、不登校の対策として、文部科学省が学校や家庭、関係機関が連携した地域ぐるみの対策を充実させるため、拠点となる「地域スクーリング・サポートセンター」の創設を決定した。これには、訪問指導、保護者への相談対応、助言、事例検討会、教員・指導員等の研修といった、地域中核的な役割を果たす。地域での不登校対策では、教育機関を含めNPO、ボランティア、民間施設、関係機関との連携が不可欠であり、相互連携、支援、コーディネートの役割を果たす。また、都道府県や政令指定都市に、地域を支援する「広域スクーリング・サポートセンター」を設置し、基礎的調査研究、専門家等の人材バンク、不登校生徒の中学卒業後の支援を行う、広域中核的機能を持たせることになった。
教育機関は、不登校の生徒に対して身近な相談機関としての機能を果たす。初期段階で相談を受けることが多く、本人の不安や問題についてのカウンセリング的な働きかけをすることにより、問題として捕らえている事象が消失したり、問題が解決され、元通り登校出来る場合も多い。
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不登校
学校
登校拒否
家庭の教育力の低下
保護者への相談対応
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不登校の問題
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不登校の問題
不登校とは,本人は「登校したい」「登校しなければならない」と考えているが,いざ登校しようとすると過緊張状態が出現して登校できない状態をいう。文部省の調査では年間50日以上欠席した不登校の小・中学生は53,000人以上にのぼっており、“ごく普通の子どもでも起こりうる”との見解が出されている。また、登校を絶対視する考えを転換して、学校以外の民間指導・相談施設への通所も出席扱いにできる方針を打ち出している。
不登校とは疾患の診断名ではなく“状態像”である。不登校は幅広い子どもにみられることに留意し、不登校児というレッテル貼りを避けるための配慮が肝要である。
◎不登校に伴う身体症状
不登校の初期には身体症状が伴いやすく、腹痛、下痢、頭痛、発熱、全身倦怠、嘔吐などがよくみられる。朝方に症状を訴えるが昼頃からは元気になり、食欲や全身状態も良好であることが多い。こうした身体症状は登校への過緊張が機能的障害を招くためであるが、時には起立性調節障害、過敏性腸症候群、神経性胃炎、潰瘍などの器質的障害を伴う。いずれの場合にも小児科医の対応がその後の経過に影響を及ぼしやすいので、身体症状
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環境
子ども
学校
教師
心理
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不登校
家族
問題
家庭
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