今アメリカで、大貫亜美と吉村由美の女性デュオ「PUFFY(パフィー)」がうけているのはご存知だろうか。正確には2人が主人公のアニメ「ハイ ハイ パフィー・アミユミ」が、2004年秋にアメリカのアニメ専門局で放送を開始してアニメ番組としては異例の平均6.4%という高視聴率を記録し、実際のパフィーにまでその人気が及んでいるということだ。その人気が評価され、今年の1月16日に国土交通省から米国親善大使に任命されるまでになった。パフィーと言えば、1996年シングル「アジアの純真」でデビューし、音楽やバラエティ番組等において人気を集めたアーティストだとご存知の人も多いであろう。しかし最近の、アメリカにおけるブレイクを予想する事が出来た人は少ないのではないだろうか。
今回、パフィーがなぜアメリカで人気を集めたのか、メディアを通した戦略の違いを考察すると共に、今後のメディア報道にはどんなことが必要になるのか考えていきたい。
1、 パフィーのメディア戦略
パフィーがアメリカでヒットした理由は、80年代にアメリカで大ブームとなり、瞬く間に広まった多チャネル化TVというメディアに起因する。パフィーの場合は、アニメ専門チャネル。ニューメディアといわれたCATVやCSTV等TVメディアの成熟の流れに、人種と言語を超えた映像であるアニメという日本人でもアドバンテージが取れるコンテンツ要素のコラボレーションが実現した。
ところでパフィーのアニメと聞くと、日本人である私たちは「ジャパニメーション」と連想してしまわないだろうか。しかし、このアニメは立体感や細部までこだわる特徴をもった「ジャパニメーション」とは異なり「カートゥーン」という形式で、アメリカのアニメに多く見受けられる平面を突き詰めた、身体や物の特徴だけを強調した絵柄が見られる。
“全米でブレイク、パフィーから学ぶメディアのあり方”
今アメリカで、大貫亜美と吉村由美の女性デュオ「PUFFY(パフィー)」がうけているのはご存知だろうか。正確には2人が主人公のアニメ「ハイ ハイ パフィー・アミユミ」が、2004年秋にアメリカのアニメ専門局で放送を開始してアニメ番組としては異例の平均6.4%という高視聴率を記録し、実際のパフィーにまでその人気が及んでいるということだ。その人気が評価され、今年の1月16日に国土交通省から米国親善大使に任命されるまでになった。パフィーと言えば、1996年シングル「アジアの純真」でデビューし、音楽やバラエティ番組等において人気を集めたアーティストだとご存知の人も多いであろう。しかし最近の、アメリカにおけるブレイクを予想する事が出来た人は少ないのではないだろうか。
今回、パフィーがなぜアメリカで人気を集めたのか、メディアを通した戦略の違いを考察すると共に、今後のメディア報道にはどんなことが必要になるのか考えていきたい。
パフィーのメディア戦略
パフィーがアメリカでヒットした理由は、80年代にアメリカで大ブームとなり、瞬く間に広まった多チャネル...