教育実習を終えて
高校での2週間の教育実習が終了した。この教育実習を通じて、実に多くのことを学び、教師という職業の奥の深さを考えさせられたと同時に、人間としても一回り大きくなれたような気がする。この実習で学んだことをまとめておきたい。
まず授業について述べておくことにする。私の担当教科は国語で、今回の実習では現代文の授業をさせていただいたのだが、まず最初に授業をしてから指導教諭に指摘されたのは、「授業」は大学の「講義」とは違うということである。おまえの授業はただ自分の解釈を一人でしゃべっているだけで、生徒に作業をさせていない、それでは生徒の国語力はつかないということを言われた。自分でも以前から、授業は生徒との対話でなければいけないと考えていたはずであったのに、実際言われてみると確かにその通りで、やったことといえば生徒へのいくつかの発問くらいで、あとはほとんど自分一人でしゃべっていたと思う。確かにそれでは生徒に国語の能力がつかないばかりか、授業自体非常に退屈なものになってしまう。そのことに気付き、実習中のそれ以降の授業では、「生徒を動かす」ということを一番意識するようにした。
実際や
教育実習を終えて
高等学校における二週間の教育実習が終了した。この教育実習を通じて、実に多くのことを学び、教師という職業の奥の深さを考えさせられたと同時に、人間としても一回り大きくなれたような気がする。この実習で学んだことをまとめておきたい。
実習を受け入れていただいた高校は普通科の共学校で、自身が卒業した学校でもある。進学校と言わないまでも、生徒の学習に対する姿勢は総じて良く、普通に授業が成立し、生徒からの反応も期待できる程度の学校である。自身が通っていたころから在籍されている先生も多く、学校の雰囲気があらかじめわかっていたという点では苦労することが無くて良かった。
まず授業について感じた点をまとめておく。私の担当教科は国語で、今回の実習では現代文の授業をさせていただいた。最初の授業を終えて指導教諭に指摘いただいたのは、「授業」は大学の「講義」とは違うということである。おまえの授業はただ自分の解釈を一人でしゃべっているだけで、生徒に作業をさせていない、それでは生徒の国語力はつかないということを諭された。自分でも以前から、授業は生徒との対話でなければいけないと考えていたはずだっ...