1.単元名
「経済のしくみと日本経済の現状」
2.単元設定の理由
1980年代の後半から90年代の初頭にかけて日本はバブル経済と呼ばれる事態になりその後バブルが崩壊したが、その崩壊の影響は今もまだ残っている。平成生まれの生徒たちの中にはバブル期の状態を全く知らない生徒もいるだろう。そこでバブル期に建設され、活用されないまま現在も残されている建物の資料などから『バブル経済』を捉えさせる。さらに現在にまで続くその影響と、それに対しての政府の対応策と効果の程度などをこの単元を通じて理解してもらいたい。
経済の単元は生活と密着した題材が多いが、経済システムなどについての系統的な理解がしにくいという点もある。そこで生徒が最も身近に感じられる消費という経済活動に焦点をあててこの単元を展開することで、生産・流通・消費の要素がどのようにかかわり合って経済の流れが生まれるのか理解し、企業の仕組みや社会との関連性に気がついてもらいたい。なお、この「企業の仕組み」に関しては、株式売買のシュミレーションに主体的に参加することを通じて株式の仕組みと日本企業の特色について理解を深めてもらいたい。
3.単元の指導目標
・ バブル経済とはどのようなものであったかと、それがその後の日本経済に与えた影響について理解する。
・ 経済活動の意義や市場経済の基本的な考え方や、生産・流通・消費要素がどのように関わり合いながら経済の流れが生まれるのか理解する。
・ 経済のはたらきについて身近な生活と関連させつつ、意欲的に学習に取り組める。
・ 経済活動と私たちの社会生活は密接な関係にあることを捉えられる。
・ 日本の企業の多くは株式会社であることを知る。
・ 株式売買のシュミレーションを通じて、株式のしくみや株主には権利・特典などがあることを知る。
1.単元名
「経済のしくみと日本経済の現状」
2.単元設定の理由
1980年代の後半から90年代の初頭にかけて日本はバブル経済と呼ばれる事態になりその後バブルが崩壊したが、その崩壊の影響は今もまだ残っている。平成生まれの生徒たちの中にはバブル期の状態を全く知らない生徒もいるだろう。そこでバブル期に建設され、活用されないまま現在も残されている建物の資料などから『バブル経済』を捉えさせる。さらに現在にまで続くその影響と、それに対しての政府の対応策と効果の程度などをこの単元を通じて理解してもらいたい。
経済の単元は生活と密着した題材が多いが、経済システムなどについての系統的な理解がしにくいという点もある。そこで生徒が最も身近に感じられる消費という経済活動に焦点をあててこの単元を展開することで、生産・流通・消費の要素がどのようにかかわり合って経済の流れが生まれるのか理解し、企業の仕組みや社会との関連性に気がついてもらいたい。なお、この「企業の仕組み」に関しては、株式売買のシュミレーションに主体的に参加することを通じて株式の仕組みと日本企業の特色について理解を深めてもらいたい。
3.単...