膵炎
1.上の疾患の定義、病態、症状、予後について簡潔に記せ。
定義
種々の原因で活性化した膵酵素の免脱Ⅱよって引き起こされる自己消化による膵実質の崩壊、脱落と間質での炎症反応およびそれに続く全身性の変化をいう。経過により急性膵炎と慢性膵炎に分けられる。
病態
急性膵炎:活性化された膵酵素(トリプシノーゲン→トリプシンなど)による自己消化で起こる。膵臓の浮腫(カリクレイン)、出血(エラスターゼ)、壊死(ホスホリパーゼA2)を起こす。
慢性膵炎:炎症を持続することで膵実質細胞が脱落し、線維化、石灰化が起こる。これにより膵臓の内・外分泌機能が低下する。
症状
急性膵炎:激しい腹痛、吐き気、ショック...